ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

今頃新劇場版Neo Genesis Evangelion「破」を見て参りました。TV版Evaをそれ程過大評価していない小生ですが、その小生にとってもやはりEvaは見ておかなければならない作品です。TV版からほとんど外れない内容に終始し、第五使徒RAMIELまでのお話だった「序」は、無難な出だしだったという印象でしたし。

しかし、「破」は、文字通り「破」でした。TV番からはすっかり離脱したと言う印象が強いです。冒頭、Eva仮設5号機と真希波・マリ・イラストリアスの第三使徒との戦闘は、マリを含めて新劇場版固有の設定。本作はTV版とは違うのだということを象徴する描写になっていました。

そして、お馴染みの第二のHeroinアスカの登場ですが、登場の設定も違えば、アスカの日系の苗字が「式波」に変更され、アスカの内向的だが欧米流の自立自尊、個人主義的志向の故に「我」の強さを前面に押し出す性格がより分かりやすく描写されているように思えました。

一番驚いたのは、綾波に次ぐEva Heroinのアスカが第九使徒に侵食されたEva3号機に搭乗、ダミーシステムに切り替えられたシンジの初号機の手で無残に破壊され、アスカもEntry Plugごと噛み砕かれ、死亡したのではないかに思われる場面です。かろうじて一命を取り留めたようなのですが、アスカびいきには衝撃的な設定。この戦闘は、当然シンジの心に深い傷を残し、本作最後の戦闘場面における、第十使徒に飲み込まれた綾波レイを絶対に救出するというシンジの熱い心の叫びと行動になって表れました。本作におけるHeroinの位置づけは、かなりのレイ重視、アスカ軽視を示唆しているのなのかなと思わせるところです。ちなみに、「序」の最後の場面も、第五使徒RAMIELを倒した後、倒れた零号機のEntry Plugをシンジがこじ開け、レイの生存を確認して涙する場面でした。

なお、なんでアスカが3号機に搭乗することになったのかという理由付けは、アメリカのNer第2支部で試験中のEva4号機が支部を巻き添えに消滅したことを受けて、同じくアメリカで開発されていたEva3号機が急遽日本に移送されたこと、それに伴い、バチカン条約で一国が保有するエヴァの数は3機までとなっていたことに基づき弐号機が凍結されることになったこと(これはTV版にはなかったような気がする)、3体のEvaの中で弐号機が凍結されたのは元々弐号機がNerv欧州支部に所属していたこと、などの様々な説明がなされていました。TV版と大きく異なり本作の肝になる設定と製作者も自覚して、不自然さが残らないよう二重三重に説得力のある状況設定を用意したのでしょう。

最後に、綾波を第十使徒の体内から助け出すことに成功したシンジではありましたがレイとともに初号機の中に取り込まれ、これから一体どうなるのか、「急」(Q?)における落としどころがおかしなことになると、また、変な作品になってしまうのではないかという懸念を抱かせる危ない終わり方だったともいえないこともない気がしました。杞憂に終わってくれることを願いたいです。個人的には庵野秀明とGainaxに対する信頼度はかなり低いので...

映像的な美しさでは、「序」を遙かに凌駕しており、特にNervに宇宙空間から落下してくる第八使徒を三体のEvaで受け止める作戦のために初号機、零号機、弐号機が全力で走る場面は、躍動感が画面に満ちて大満足でした。

なお、今回終幕のTextを見る限り、EurekaのBONESの協力はなかったようです。BONESは先に公開されたEureka劇場版の製作でそれどころではなかったのだろう。

http://www.evangelion.co.jp/

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Ride Back-その1-

お薦めの3大Robot Animeを問われたら、EurekaseveN、Fafner、Zegapainの3作を挙げてきたのだが、新年早々この一角を崩すかもしれない傑作の香りがするRobot Anime作品に回り逢えた。今年はついているのかな。新年放送開始の深夜Anime、Ride Back。製作会社はMad House。

尾形 琳。2020年代、GGPと言う集団が世界革命に成功し、国連解体などに揺れた世界が漸く落ち着きを取り戻した時代。天才バレエ・ダンサーを母に持ち、自身その母を目標に天才バレエ少女と謳われ、バレエ一筋に打ち込んできた琳だったが、公演中に事故で脚の靭帯断裂という大怪我を負う。故障を抱えた脚では、最早母親を目標に踊ることはかなわず、バレエを諦め、武蔵野総合大学に入学した琳。入学式が終わり、未だ満開の桜が怖いほどに美しい毎年めぐり来るその季節、琳は春雷を伴う通り雨を避けて立ち寄ったある部室で真紅の鉄馬に出遭う。それこそ、バレエを諦めて目標を失っていた彼女の胸の空洞を埋めることになるRide Back Fuego(Spain語で「炎」の意)だった。

Ride Back。乗用脚式2輪車両。要は、この時代に作られたBikeのような車輪を持った人型Robotと言ったところか。高速走行の時には正にBikeのようになって(Spread Legs Form)走る。Openingの画面では琳がスカートをなびかせてSLFのFuegoを駆る姿が印象的だ。どうも、革命を起こして世界をひっくり返した連中GGPは、このRide Backを最大限に利用したらしい。

偶然Fuegoに乗った琳は、初心者とは思えない操縦振りで胸を躍らせる。整備不良でFuegoが暴走する場面もあったが、最後はバレエジャンプ並みの見事な跳躍を決める琳とFuego。彼女の残り火のように燻っていた心に再び炎が灯る瞬間だった。

ここまでが第一話で、琳はRide Backに恋をするように惹かれていく。その気持ちが、琳の表情と満開の桜で実に良く描かれている。そのAnimeに惹かれるかどうかの最大の分かれ目は、主人公に感情移入ができるかどうかと言うことなのではないだろうか。この作品の良さは、琳の気持ちがその表情と台詞から直に心に響いてくるすばらしさで、Mad Houseの実力の一端を垣間見せてくれる。こう言う気持ちにさせられたのは、Eureka7を見たとき以来のことだ。そして、絵の構成では、細めの線と春を思わせる明るいパステルカラーの色使いが特徴的で、BONESの絵にも通じるところがある。どうも小生はパステルカラーと主人公の決死のジャンプとそれを引き金にする歓喜の表情に心を打たれるようだ。

それにしても、この手の真っ直ぐに前を見据えるタイプの主人公が「女」でしか描きづらくなっているのが最近の特徴なのだろうか。女が強くなったのは確かだが、深く掘り下げていくと女が強くなったと言う理由だけでは説明しきれない社会や意識の変化があるのかもしれないが、ここではこれ以上深入りしない。全体的な印象は、主題のしっかりした本格的な作品の感じがしたが、初回はFuegoを駆る琳のパンちらのサーヴィスもあって、十分以上に堪能できました。

第二話では、例の大ジャンプを目撃したRide Back部の部長片岡珠代が琳に目を付けることとなる。いきなりRide Backによる競走を申し入れる珠代に戸惑いながらも再びFuegoに乗ることを心待ちにする琳。Ride Back好きの弟堅司からの情報やNet情報でRide Backの予習をして臨んだ珠代とのRace。2回目の試乗とは思えぬ見事な操縦を披露し、途中まで珠代に付いていく琳だったが、本気を出した珠代に振り切られ、無理をしたコーナーで転倒し、池に突っ込む。この時、珠代は確信する、琳がその清楚な外見とは裏腹に「羊の仮面の下に全てを切り裂く牙を隠し持っていること」を。しかし、この段階では、さすがの珠代も初心者の琳では今日はここまでと思っていたのではないか。

しかし、琳は立ち上がり、それに応えるようにFuegoも池の中から立ち上がる。周回遅れで珠代を待ち受ける琳とFuego、珠代に再び挑みかかるために。この瞬間の琳の眼差しがぞくっとするほど格好良かった。第二話の最大の見せ場で、小生も含め並の男はこの場面で琳に惚れ込み、作品と恋に落ちる。

この作品は、主人公が元バレエダンサーの若い女性のため、戦闘場面なしで華麗なRobot Actionを見せることに成功している。今後、我等が琳は否応なく戦闘に巻き込まれていくのだろうが、物語の序盤のRobot Actionは、Ride Backの華麗なる走行と琳が試乗したためにバレエの踊りやジャンプをすることで見せていた。戦闘場面無しのRobot Actionでこれだけ見せ場を作れれば、お見事と言うほかない。

結局、Raceの方は、琳のややクレージーな突っ込みとバレエ技術を使った奇想天外なコーナーに動揺し、かつ、とび出してきた猫を避けようとして転倒した珠代が気を失い、決着は琳も急遽出場することになった選手権でと言うことになる。強気一辺倒の鉄の女珠代が猫をかばって転倒してしまうのは、意外な顛末だったが...。強引にRide Back部に引きずり込まれた形の琳だったが、しかし、心は躍っていた。

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コードギアス_反逆のルルーシュ

それにしてもだ、小泉元首相は慧眼だ。確かに、今の自民党では、人気者の麻生の顔でも、総選挙をやったら小澤民主党に敗れる危険性は高い。それならば、女性票の大幅底上げが狙える小池百合子で勝負すると言うのは筋のいい戦略ということが、言われてみるとよく理解できる。女性は、その生存本能の強さから来るのか、不潔なものや異臭を極端に嫌う傾向が、男から見るとちょっと驚くばかりに強い。見るからに親父臭やタバコの臭いがして、不潔で人相の悪い対戦相手とは、違いが否応なく引き立つ。小泉はそう読んだに違いない。

自称、Robot Anime Maniaの私が推す三大作品は、第一位「交響詩篇エウレカセブン」、第二位「蒼穹のファフナー」、第三位「ゼーガペイン」となるのだが、以上の奇抜な世界観を基にしたRobot Animeとは、やや違う分野の“Picaresque Anime”の傑作とも言える作品にぶち当たって、嵌っている。

MS GundamのSunriseがひさびさに生んだもう一つの傑作Anime、「コードギアス 反逆のルルーシュ」(“Code Geass Lelouch of the Rebellion”)。人気の出た作品で、第2季が最近終了したことも知っていたが、皆が見ているとなると何故か敬遠する傾向にある、典型的天邪鬼気質が災いして、今頃漸く重い腰を上げた。第1季の途中、LelouchがGeassの暴走を押さえ込めない状況に陥り、その結果Britanniaの良心と善意の象徴であった第三皇女Euphemiaを撃ち殺したところまで見たが、主人公は完全なRogue=悪漢で、“Picaresque”の名に恥じない。EurekaのRenton TherstonやFafnerの真壁一騎のような真っ直ぐな主人公には思わず不覚の涙を流す筆者だが、コードギアスではさすがにそう言うことはない。しかし、コードギアスは珠玉の作品であると言う評価に変わりはない。馬鹿ロックバンド「ジン」の耳障りで不愉快な「解読不能」という馬鹿げた悪ふざけをOpening曲に採用したことを除いては。

コードギアスの世界では、世界は英国に由来し北米から起こったBritannia帝国とEU、中華連邦に三分されている。この設定は、Gundam00とほぼ同じ、今時誰もが考えつく近未来の世界の一つ。しかし、Gundam00とは異なり、日本はBritanniaとの資源を巡る戦争に敗戦し、Britanniaの支配下に入って「11」と呼称され、最早国名を名乗ることさえ許されない。Britanniaは、人間の生まれながらの不平等を是認し、弱肉強食を国是として発展してきた帝国だった。EUの権利の平等や中華連邦の所有の平等は、人の進歩を妨げる考え方として、これらを明確に否定する。

我等が主人公、Lelouchは、皇帝を父に庶民の出ながら聡明で進歩派の后Marianneを母に生まれたBritanniaの皇子の一人だったが、Marianne暗殺の影響で妹のNunnallyとともに「11」と呼称される日本に送られ、亡き者にされる運命を背負わされた。過酷な運命の中、幸運にも身分を隠して生き延びたLelouchだったが、比類なき知性を持ちながら希望のもてない無為な生活に倦んだ少年だった。そんな日々の生活の中で朽ち果てていきそうに見えたLelouchの運命が、あるとき一人の謎の少女CCと出会ったことで一変する。彼女こそは不老不死の存在であり、Geassの能力を人に授けることができる神とも悪魔とも言えるこの世の自然現象を超絶した者だった。他人を絶対服従させるGeassを授けられたLelouchは、Geassの力を使って母Marianne暗殺事件の真相を探り、最愛の妹Nunnallyのような身障者でも安心して生きていける弱肉強食とは正反対の世界を作ることを目的に、たった一人、帝国Britanniaを転覆する戦いに挑むと言う修羅道に足を踏み入れるのだった。

コードギアスのLelouch LAMPEROUGEは、Char AZNABLEに匹敵する魅力にあふれた悪漢カリスマの傑作である。しかも、Charは、副主人公だったのに対して、Lelouchは堂々の主人公である。時代は小生のような古い保守的な人間が好む真っ直ぐな主人公ではなく、目的のためには悪魔とも契約するような性格のねじれ曲がった悪漢主人公を求めているのです。少なくともAnime Fanの間では、近年この傾向は顕著ですね。悪漢が魅力的に描かれ人気を博するようになるのは昔からあることなのだろうが、近年の傾向の走りは、やはり、CharやらDragon BallのVegetaあたりなんでしょう。

こういった異常に頭が切れて、戦略性に富み、自信過剰で悪魔とさえ契約してしまうような主人公の末路は、悪魔Mephistopphelesと契約したFaustの例を挙げるまでもなく、古来後を絶たないが、Lelouchの末路入った一体どのようなものが用意されているのだろうか。

そして、一昔前のRobot Animeならば、絶対こっちが主人公だったろうと思われる真っ直ぐな副主人公枢木朱雀。彼は、日本敗戦時に徹底抗戦を唱えた最期の首相枢木玄武の遺児である。しかし、徹底抗戦を唱えながら抗戦派を抑えるために真っ先に自決してしまったとされる彼の父親は、実は当時10歳だった朱雀自信が父を止めるために殺害したのが真相だった。そんな朱雀は、幼少時代に人質として日本に送られてきたLelouchの親友でもあるという設定だが、今は名誉Britannia人となり、Britanniaの中で認められ、Lelouchのように血を流すことなく内部から変革していこうと言う穏健路線を貫き、Lelouchと対立抗争を繰り返すが、惹かれ合っていたEuphemiaを目の前で殺害され、Lelouchに対する憎しみを認め、決定的に袂を分かつことになる。Euphemiaのような聖女を主人公が殺害するところが第1季ではこの作品の面目躍如たるところだったが、ちょっと悲惨すぎる。Eupheがかわいそう過ぎる。

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灼眼のシャナ-その1-

今日は、久しぶりに秋葉原に行ってきました。秋葉原ならばどこにでもあるような雑居ビルの4階に店を構えた電器屋でRegion FreeのDVD Player“AUDING ADV-024”を6,980円で購入。繋いでRegion Code「0」に設定してDVDを作動してみると、行けます。Region 1の米国製DVDがうまくTVに映るではありませんか。

最近の液晶TVはPCのMonitorとしての機能もあるようなので、地デジ変換のことも念頭に新しいTVを買って、外国のDVDは専用の古いPCを繋げてTVに映すようにする目論見だった。しかし、肝心の古いPCの調子がすこぶる悪く、修理に金をかけるくらいならばRegion FreeのDVD Playerを買ってしまえと言うことにしたのだが、1万円以下で当初の目論見以上の結果が得られた。製品は中国製ではあるが...。

さて、その雑居ビル。電器屋の隣は、何とコスプレに使う武器を売る店、階段を上がる途中には、萌え系Animeを売る店がそこら中にポスターを貼り付けており、まさに秋葉原の裏通りそのものだ。こういう恥ずかしくなるような萌え萌えAnimeに比べると、認知度の高い「灼眼のシャナ」は、Light萌えであり、戦闘系萌えと言うことになるのだろうか。Robot Anime Fanを自称する私としては、多少道をはずしている感じで、自責の念に駆られながらもSeason 1を見てみました。

世界にはこの世のParallel Worldとしての紅世(ぐぜ)が存在し、その異次元世界には紅世の徒(ともがら)と呼ばれる妖怪にも似たもの達が住み、相当に戦闘に明け暮れる厳しい生活を営んでいた。遙か昔、徒達は紅世からこの世に渡り来る魔術のようなものを編み出し、この世に渡り来ては人間を食らうことを始めた。人間を食らうと言っても、人間には気づかれないうちに、人間の存在の力を食らうのである。徒に存在の力を食われた人間は、既に死んでいるのだが、大量の人間を食らって殺してしまっては、さすがに人間もおかしいと気づく。そこで、徒達は、食らった人間の存在の力をわずかながら残しておき、その人間の残骸からTorchと言うものをつくり、Torchはその人間の生前の姿であたかも生きているように動き回るため、周囲はその人間が死んでいることに気が付かない。Torchは徐々にその存在感を薄め、やがて燃え尽き、消滅したとき、周囲の人はその人の存在を既に忘れている。そのため、一般人は徒の存在とその恐ろしさに気づくことはない。

しかし、そうは言っても、徒がその欲望を満足させるために人の存在を食い続ければ、次第にこの世と紅世(ぐぜ)の均衡が崩れることは明らかだ。紅世(ぐぜ)の住民の中にもそのことを危惧する者もおり、その中の能力の高い者、紅世(ぐぜ)の王と呼ばれる者の中には、人間と契約して契約した人間に宿り、同胞である紅世(ぐぜ)の徒(ともがら)や王を討伐することを使命と考える者が現れた。また、人間の方でも、自らや肉親が徒に襲われたことを認識し、主に徒に対する憎しみや復讐心から紅世(ぐぜ)の王と契約を結ぶ者が出てくるのである。これらの紅世(ぐぜ)の王と契約した人間のことを劇中ではFlame Hazeと呼ぶ。Flame Hazeはこの世と紅世(ぐぜ)の均衡を保つことをその使命と考え、紅世(ぐぜ)の王から与えられた戦闘で殺されない限りは永遠とも言える生命と人間の能力を遙かに超えた戦闘力や劇中自在法と称される魔術を使う能力を有する。

我らがHeroinシャナもFlame Hazeである。彼女の場合は、一般のFlame Hazeとは事情をやや異にしている。彼女は捨て子だったところを育ての親である別のFlame Hazeに拾われ(たぶん日本で)、同じく先代のFlame Hazeを戦闘中に失い、跡継ぎを探していた紅世(ぐぜ)の王で「天壌の劫火アラストール」に育てられた純粋培養のFlame Hazeだった。そのため、恐らくこの世で唯一「私怨を持たないFlame Haze」であり、使命に忠実で固有の名前さえ持っていなかった。

大量の人間を食らう紅世(ぐぜ)の王「人形遣いフリアグネ」を追って御崎市にやってきた炎髪灼眼のFlame Hazeは、偶然徒に食われて既に死んでいるTorchの少年に出会う。この少年こそ、主人公坂井悠二だった。悠二は炎髪灼眼のFlame Hazeから事情を説明され「既に死んでいる」と告げられても大きく取り乱すこともなく、「お前は、只のTorch、私も只のFlame Haze。ある意味Torchと同じよ」と捨て台詞をはく炎髪灼眼のFlame Hazeに対して、「もう只のっていう言い方はやめろよ」と言うような言い合いをする。そして、炎髪灼眼のFlame Hazeに始めて名前をつけるのがこの場面だ。彼女が戦闘で用いる小柄な体躯に不釣合いな大刀贄殿遮那(にえとののしゃな)から取った「シャナ」がこの時から彼女の名前になる。この出来事が、非常に象徴的な意味を持っており、個を殺して、使命に忠実に生きることを是として、実際そのように生きてきた彼女が名前を与えられて、一人の人間として、また女性としての感情を呼び起こすきっかけになる出来事だったと言える。

結局、「灼眼のシャナ」は、萌えキャラや変態的な性向を持つ敵役を用いているのが一つの特徴ではあるが、典型的な “A boy meets a girl.”の物語なのである。Robot Anime評価基準に当てはめてみると、Robot Actionに相当する戦闘シーンは、まあまあと言うところでしょうか。大刀を振り回す少女と言う設定は、Blood+の小夜がそうだったが、炎髪灼眼になって封絶の中で戦うシャナの方が迫力の点で遙かに出来は良いと思えるのです。

人間関係は、学園もの仕立てで、シャナと悠二が恋愛や戦闘を経験しながら成長していく姿がそれなりにくせのある脇役達との絡みで良く描きこまれていると思う。200万部も売れた原作小説が存在するとのことで、人間関係と世界観がそれなりに納得の行く形で描きこまれているのはその原作小説に負うところが大きいのだろう。

面白いのは、小説から入ったFanのAnime批評が結構Animeにがっかりしたと言うものが散見され、反対にAnimeからの参入者が期待して小説を読んだところ、筆者の文章が下手で、途中で止めてしまったと言うような人が多いようだ。人間と言うのは、本当に保守的な生き物であることは、こういうところからも容易に推測される。その点は差し引いても、原作の方は、発想の面白さや挿絵などが評価されているようだが、小説としてはそれ程のものではないようだ。絵も綺麗だし、出来も好いので、Animeで十分などと、Robot Anime Fanの名前を返上しないといけないようなことを言いつつ、炎髪灼眼の話の一回目の批評は見事炎上...。

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交響詩篇エウレカセブン 15話 Human Behaviour B

Puncha Nutsを求めて、Controradoを訪れたRenton、Eureka、Matthieuの三人は、この町に住むRentonの叔父Yukatanに捕まってしまう。

三人を歓迎して近燐の友人たちも招いた酒宴で、あることないこと口からでまかせを言う叔父に、“Although this isn't first time that my uncle talked about the stuff and sliped in a couple of lies and process, still makes me tired.”=「叔父さんあることないこと話すのは、今に始まったことじゃないけど、何だか疲れる。」

EurekaもRentonのfianceeにされていたことを後でEurekaに謝るRentonに対して“I wasn't really listening too much.”=「ごめん、あまり聞いてなかったから。」。それよりも時間を気にしているようで、“We really have to get back to the Gekko prety soon. I knew you promised to be back by 3:00.”=「そろそろ月光号に戻らないと。3時までって約束でしょ。」

“Can you please just wait a little bit longer before we go back to the Gekko?”=「もう少しだけ、待ってくれないかな。」 “Why?”  “As you can see my uncle is a kind of hard hit guy. And hard to care up with proper timing to tell him things. That, and we still have not got a Puncha nuts we promised to bring back with us.”=「叔父さんってあの通りの人でさ、言うタイミングがちょっと難しいんだ。それにパンチャの実も取りにいかないといけないしさ。」

それを聞いて、では自分が叔父さんに話しに行くと言うEureka。“I'll tell him myself.”=「俺が言うから。」

ところが、酔いつぶれたMatthieuには縄がかけられていて、何やら事態は一変している。出てきたYukatanたちが言う、“I am surprised you able to infiltrate the enemy syndicate this well as a spy. Well done.”=「Spyとして、よくこれ程敵組織の中に潜入できたな。よくやった。」、これを聞いたEureka、“He is not a spy. He is one of us. He is a pledged member of Gekkostate.”=「何言ってるの。Rentonは、スパイなんかじゃないわ。彼は仲間よ。月光ステートの正式メンバーよ。」   infiltrate=「潜入する」、take a pledge=「誓約する」、make a pledge to do=「...することを誓う」

必死でRentonと月光ステートとの関わりをスパイ行為だったことにしようとするYukatan、“Everyone, it looks like my young nephew here has been brainwashed by the enemy. Your friends here are fooling you.”=「皆さん、甥は彼らに洗脳されてしまったようだ。お前は騙されているんだ。」    brainwash=「洗脳」はそのままで覚え安い。fool(動詞)=「笑いものにする」の他に「騙す」の意味があるんだ。

“Who is the informer?”=「通報者は。」そこに、憲兵らしきものまで来襲するにおよんで、事態はやばい方向に。  informer=「情報提供者、密告者」

“Hold it! This is a bunch of crap. I haven't been brainwashed by anybody. It's you uncle, and all of your bodies here have been brainwashed.  I always looked up to Gekkostate and decided to join them all on my own. It was nothing to do with my father, nor you nor my sister.  I am who I am.”=「来るな。畜生、ふざけやがって。俺は洗脳なんかされてないぞ。洗脳されているのは、叔父さんたちの方だ。俺は自分から憧れて月光ステートに入ったんだ。父さんも、叔父さんも、姉さんだって関係ない。俺は俺だ。」   look up to=respect、admire⇔look down on

軍に拘束されたEurekaとMatthieuをNirvashを駆って救出するRenton。しかし、自分なしで自由自在に大空を舞うNirvashの姿を初めて目の当たりにして戸惑うEureka。帰還後も何やら問題続きのようだ。“Anyway, it was away amazing.”=「とにかく凄えんだよ。」 “Oh, stop that. You are embarrassing me!”=「やめてくださいよ。恥ずかしい」 “Don't be so humble. You still a kid. You got the right to brag.”=「がきのくせに謙遜するな。自慢しろよ」 “Would you cut it out, already?”=「勘弁して欲しいな」  embarrass=「当惑させる、どぎまぎさせる」、 humble=「控えめな、(卑下して)つまらない」、 brag=「自慢する」

“You reek of booze.”=「酒臭い」とHildaに怒られて連れて行かれるMatthieu、散会後にはHollandとRentonだけが残る。 “Renton, make sure that you take care of what you started.”=「Renton、後始末は自分でつけろよ。」 “ What are you talking about? Off course, I'll take care of it.”=「何言ってるんですか。当たり前ですよ。」  reek=「煙る、むっとする」; He reeked of garlic. The room was reeking of cigarette smoke.

このPuncha Nuts事件後の経過がRentonの独白で語られる。“The big health fad that had gone around Gekko quickly faded away. Since that incident, Eureka always stands in front of the Nirvash, but never even tries to touch it anymore. Not only that, she seems to be against my approaching the Nirvash and keeps pushing me back with a glare, as if I was some stranger.”=「月光号に訪れた第5次健康ブームは静かに去っていった。あれ以来Eurekaは何故かNirvashの前に立つばかりで、触れようともしない。それでも僕がNirvashに近づくことには反対らしく、他人を見るような眼で僕を威圧する。」

“Honestly,that's depressing me, and it pisses me off, only a little. I mean, Eureka is mad that I manipulated the Nirvash without her consent, right. Because, I was able to control the nirvash better than she could. That is why.”=「正直へこむし、ほんのちょっとだけどむかつく。だって、Eurekaは僕が勝手にNirvashを動かしたことに怒っているんだろう。僕が君より上手くNirvashを扱えたから。だから。」  manipulate=「巧みに操る」

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交響詩篇エウレカセブン 15話 Human Behaviour

久々にまた、Eurekasevenの英語版台詞の解説を試みてみました。やっていて結構面白いし、聞き取りの勉強にはなるんですが、時間がかかるのが難点です。

さて、15話はRenton、Eureka、Matthieuの三人がRentonの叔父Yukatanの住む町Controradoを訪ねる話。“Sis, do you remember the city of Controrado? It's a city that has many sanatorium run by military. Our father, Adroc Thurston, a man who saved the world from the destruction met our mom and fell in love with her in this city.”=「姉さん、Controradoと言う町を覚えていますか。軍関係の保養施設が数多く、世界を破滅から救ったとされるAdroc Thurston、僕らの父さんが母さんと出会い、そして恋に落ちたあの町です。」

sanatorium=療養所、保養地(cf.sanitariumは同義)。destruction=「破壊」ですが「破滅、滅亡」と結構重い意味があるんですね。“Drinking was his destruction.” Destructionistと言うと「無政府主義者」と言うことになるんです。

“The reason why we are here because he all of a sudden became conscious of his health after the close encounter with Coralian.”=「全ての事の発端は、Coralianとの接触の後、この人が健康に目覚めたことにあって」。Matthieuの台詞、“Nature is so awesome. Since all of us were born from that, I decided I'm going to respect it.”=「自然は凄い。その自然から俺たちは生まれた。だから自然を敬う。」 “It ignited major health consciousness fad within the Gekkostate. The fad quickly spreaded throughout the ship.”=「これが月光State第5次健康ブームとやらに火をつけてしまい、燃え上がった炎は瞬く間に艦内に広がった。」 Health consciousness fad=「健康ブーム」ですが、“boom”は文字通りぶーんと言うような轟きから転じてにわか景気を表す言葉で、健康ブームの使い方は和製英語なんだろう。fad=「気まぐれ、一時的流行」、in fashion、out of fashion、trend、なんかは良く使いますが、fadは知らなかった。

Health consciousness fadは、とうとう世界三大健康食品の一つとされているPuncha Nuts(Durianみたいなものか?)に行き着き、Rentonがこれを食べたことがあると言うのをMatthieuが聞きつけた。“Renton, I want you to tell me all the details.”=「その話、詳しく聞かせてもらおうか。」 “Just be back before 3 O'clock.”=「3時までに帰って来い。」 “And so we got it, the special exception from Holland. We got permission to head out. And that's when the unexpected thing started to happen.”=「と言うわけで、異例中の異例として、特別に許可が下りた。僕にとって予想外だったのはここからで。」

Puncha Nutsを叔父さんの農園から失敬しようとして見つかってしまった一行にYukatanが、“Freeze! Face down on the ground and spread your arms and legs.”=「動くな、腹這いになり、手足を広げろ。」 Freezeは残念ながら本邦でももうお馴染みの台詞。これを言われたら、微動だにしない方が安全なんだろうな。

“You big fool. Please forgive him for all of the rude things he's done. He is still very young. If you are friends of Renton. I consider you my friends as well.  I know I haven't greeted you properly, please do make yourself at home.”=「この大馬鹿者が(殴られる音)。これまでの非礼の数々お許しください。Rentonにとっての友人は私にとっても同じ。ろくなおもてなしも出来ませんが、どうかゆっくりなさってください。」

consider=regard as  “We consider Shakespeare a great poet.”=“We regard Shakespeare as a great poet.”

ところで、MatthieuはRentonが人類を滅亡の危機から救った英雄Adroc Thurstonの息子だと言うことを知らなかったみたいで、“You mentioned Adroc. Did you mean the Adroc Thurston?”=「Adrocって、あのAdroc Thustonのことですか」 “Off course. Are there any other Adroc Thurstons?”=「あのAdroc Thurstonですよ。」 “What! So, you're Adroc Thurston's son. Why didn't you say something?”=「何!お前Adroc Thurstonの息子なの。」 “Drink up. Don't be shy.”=「まあ、飲んで飲んで、まあまあ。」欧米で酒を注いだり注がれたりはあまり機会がないが、やるとしたらこんな感じか。 あのAdroc ThurstonはThe Adroc Thurstonと言えばよいのです。さて、3時を過ぎたと言うのに、Matthieuは勧められる酒を断り切れず、酒宴が始まってしまいました。

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ヱヴァンゲリヲン「序」で使徒の血は赤だった

自称Anime Fanにもかかわらず、恥ずかしながら今頃新劇場版Neo Genesis Evangelionを見て参りました。TV版Evaをそれ程過大評価していない小生ですが、この劇場版は取り敢えず見て良かったです。「序」(TV版26話を四部作、約400分程の予定?)と言うことで、第三使徒SACHIEL、第四使徒SHAMSEL、および第五使徒RAMIELまでのお話でした。物語はTV版からほとんど外れない内容に終始し、無難と言えば無難な出だしだったと言えます。第五使徒と言うのは、あの立方体の無機質でNerv本部に掘削作戦をしかけた奴で、零号機が暴走した時の大怪我から復帰した綾波レイと初号機のシンジの連携攻撃でやられてしまうのですが、この戦いの前後の映像がかなり手直しされていて、RAMIELは完全にCG化されて非常に美しくかつ躍動的になっていました。アスカが未だに登場していない本作品では、Heroinは主に綾波レイによって演じられ、巨大な満月に映し出された彼女の出撃場面が、決して目新しいものではありませんが、映像的に非常に美しく描かれておりました。

Evaと言えば、Gainaxですが、今回は何故かEurekaのBONESが協力しており、今回の劇場版用に加えられたと思われる場面の中でやや画質の異なるもの、例えば使徒の攻撃で損傷したNerv本部でスキー場のLiftのようなものに乗って移動しながら話す葛城ミサトと赤木律子やBarでくつろぐ同じくミサトと律子など、ややBONESっぽい感じがしました。思えば、敵が青い血の人々であることに固執したRahxephonと言い、Eurekaの髪の色と目の色が綾波レイのそれに酷似していることと言い、BONESのRobot Anime製作者には、この分野の新境地を切り開いた庵野秀明とEvaに対する尊敬が当初からあったのかもしれません。

物語としては、使徒そのものとそのAT Fieldを非常に分かりやすく視覚化した第三使徒SACHIELが相手だった初陣、そして「逃げちゃだめだ。」と言うこれまた非常に分かりやすい標語をシンジに叫ばせた第四使徒との戦いと、内容が内容なんで、上手く無難にまとめていました。映像がTV版に比べて格段に良いので、文句はなしです。

「逃げちゃだめだ。」と言えば、大相撲時津風部屋のリンチ殺人事件のことが想起されるのです。事件の被害者の時太山さんは本当に気の毒な話ですが、逃げ出すことはできなかったのだろうかと思うのです。こうも虐めに起因する事件がうち続くと、他人の本当の悪意と言うものを感じたら、一目散に逃げ出すと言うのも有りなのかもしれないとふと思ってしまいました。原則として、命に危険を感じたら逃げなければ、そして、他人の善意と悪意を敏感に感じ取る肌感覚は、残念ながら今まで以上に鋭敏にしておかなければならないのかもしれません。他人の悪意など気にしない図太さと同時に。うーん、難しい。

亡くなった斉藤俊さんのご冥福を祈ります。

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ラーゼフォン-その3-

安倍首相辞任に伴う総裁選を伝える報道の中で、郵政公社民営化に反対して自民党を離党した城内実前衆議院議員の活動が少しだけとりあげられていた。悪評高かった人権法案を平沼赳夫氏らとともに阻止し安倍氏の信頼も厚かったにもかかわらず、自らの信じるところを貫いて小泉首相の大方針に反旗を翻し、自民党公認を得てやってきた落下傘候補の片山さつきに惜敗した城内さんだが、わずか一年で内政を取り巻く風の流れは全く変わってしまった。吹く風の方向がどのように変わろうとも、超然とした姿勢を貫き、「復党などもうどうでも良い」と言い切る同氏。この人こそ国政に携ってしかるべき人だったと思い知らされた。横浜の中田市長と言い、城内さんと言い、若輩であろうがなかろうが、本物を見出して、指導者たる仕事をしてもらわないと日本はもうもたない。福田氏も麻生氏も悪くはない(と信じたい)のだが、議論はこの国が抱える核心の問題に踏み込んでいないような気がしてならない。

Rahxephon「最終楽章」まで見終わりました。全然悪くないんですが、あのEurekaを作ったBONESのRobot Animeとして期待して見ただけに、期待はずれでした。私は、正直失敗作だと敢えて結論付けました。全て監督を務めた出渕裕氏の才能不足が原因と思われます。以下論点を挙げて行きたいと思います。

この作品は、出渕監督が何と言おうが、Evangelionを強く意識して作られた作品であることは、どこのAnime Fanが見ても明白です。そして、最終楽章に至る展開は、散々謎をばら撒いておいて収拾がつかなくなってしまったEvangelionに比べ、ちゃんとまとまっています。おまけに、Happy Endです。庵野秀明に物語ってのはこうやってまとめるのさと言っているようですが、Evaに比べて成功している点は恐らくこの一点に尽きるのではないかと思うほどです。母親である碇ゆいの魂が宿っているEvangelion初号機に乗り、Evangelionの操縦席は母親の子宮内の羊水のようなもので満たされ、14歳の碇シンジは母親のCloneとも思われる人造人間綾波レイとも微妙な関係にあると言うのがEvangelionです。それに比べ、3歳年長とは言え、神名綾人は自分を育ててくれたMulianでもある母親を当初から敵と見なし、母親の許から飛び立ち、最終的に他人である紫東遙と結ばれる、非常に健全です。これはあるBlogを読んでいて、正しい指摘だと思った点です。紫東遙は確かに好い女で、個人的には最高のHeroin像ですが、好みの問題なのでここではこれ以上論じません。

この作品の最大の欠点は、最終楽章をまとめる為に、細部で非常に無理のある展開になっている点が数々目に付くことです。まず、物語の主題の一つであり、Endingにも出てきていた主人公綾人の描いている海のかなたを臨む後姿の少女。これが誰かと言う問題が遙と綾人の恋物語においても最後まで明かされずに引っ張られております。しかし、見たところ、着ているものなどからして、この少女はどう見てもイシュトリ美嶋玲香です。そして、Muによって記憶を操作された綾人の潜在意識の中にさえ残っていた理想の女性です。イシュトリは綾人の前に何度も姿を現し、彼をRahxephonへと誘い、彼の窮地に現れては彼を救いました。イシュトリとはRahxephonの心が奏者たる綾人の求める心象によって映像化したもの、綾人のそれは実は14歳の時に知り合った初恋の女(ひと)美嶋遙の心象でした。そして、外界とは時空の流れを遮断された東京Jupiterの中で17歳になった綾人は、Jupiter侵攻作戦に参加した遙(母親の再婚で苗字が紫東に変わっていた)に導かれて、Jupiterを脱出します。この時遙は外界で既に29歳になっていました。しかし、いくら記憶を操作されていたとはいえ、その操作された記憶の中でさえ生き続けていた女性と遙が同一人物であることに気が付かないという設定は、どう考えてもおかしいです。「おばはんだけど誰かに似ている」くらいは普通思うでしょ。ましてや、TERRAに来てから、東京Jupiterが外界から遮断された異次元空間で、時間の進行が外界に比べて遅いこと理解し、自分の実年齢が29歳と言うことが分かって、遙のことに気づかないのはどうかしている。絵も美嶋玲香と紫東遙は敢えてあまり似せていないが、14歳から29歳に成長しただけでこんなに見分けが付かなくなるほど女は顔が変わるかね。この前提がないと外界と東京Jupiterの中に引き裂かれた二人の悲恋物語が成立しないのだが、この前提には、遙がかなり大掛かりな美容整形でもしていると考えない限り、いかにも無理がある設定なのだ。

次に、EurekaのBONESらしからぬ欠陥と思う点は、登場人物で存在感のない人が結構いること。TERRA本部の五味と四方田は結構出てくる割に存在感のない登場人物の代表格でしょう。この物語に何で出ているのか理由が全然伝わってこない。如月樹と小夜子も物語の中で重要な役割を演じているが、考えてみると良く分からない登場人物たちです。樹と綾人はバーベム財団がMulianである久遠の遺伝子提供を受けて人工的に作り出したMulianの因子を持った人間の双子だったようですが、第15楽章「子供たちの夜」で財団に特別に奏者として育てられていた子供たちの中に樹がいて綾人がいなかったのは何故なんだろう。小夜子も財団が作り出したClone人間の一人だったことが最後に示唆されています。しかし、何で最愛の男とProgramされていた樹を刺殺してしまったのか、全然分かりませんでした。結局、この物語はよく出来ているように見えてきめ細かい論理が欠如しているのです。主人公が元の身体に戻ったとき、素っ裸にならず身に着けていたものも元通りなのを全然説明できていない昔の変身ものと同じ欠陥を持つように思えるのです。

そう言う甘さが出ているのが、一応成功裡に終わっている最終楽章でも言えます。Mulianとの戦いや綾人の真正Rahxephonへの覚醒で主要人物の八雲エルフィを始め大勢の人間を死なせておいて、世界が調律されたのだからと、綾人はどうしたのか人間に戻ることができ、Raxephonに飛行艇ごとぶっ飛ばされたはずの遙も生き残っていて綾人とめでたく結ばれ、二人の間には久遠の生まれ変わりかと思われる娘が出来ていました。この結末の落差の激しさは、何か不自然と思うのは果たして小生だけなんでしょうか。Eurekaの最終回の「月に映った相合傘」も変といえば変だが、Eurekaにはあんなものさえ視聴者に納得させてしまう勢いというものがあったんだ。Rahxephonの最終楽章は大勢人の命を奪っておいて、都合の良い人だけが都合の良い形で生き残り、何事もなかったかのように幸せな家庭を営んでいるという、ちょっとひねくれたFanには不自然さだけが残るHappy Endなんであります。

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交響詩篇エウレカセブン 14話 Memory Band C

早いもので、2007年も9月になってしまった。世界陸上の女子マラソンで、土佐礼子が三位に入り、北京五輪代表内定ですか。長距離走者としては、並みの能力としか思えないこの人の粘りと根性は凄まじいとしか言いようがないです。以前にも書きましたが、その粘りと根性に裏打ちされた安定度は、常に上位入賞を果たす結果によって証明済みでしたが、今回も高温の過酷な条件の中で図らずもその力を見せつけた格好ですね。故障にだけは気をつけてがんばってもらいたい。

さて、またもやしばらくサボってしまったEurekaseveNの英語解説。

前半のStonerの独白から、後半はDominicに交代。

“The incident that Anemone and I experienced in South Aires. Perhaps, it was a turning point with regard to what lies ahead of us.”=「South Airesで私とAnemoneが遭遇したこと。これは、もしかするとこの先々に向けての転換点であったのかもしれない。」

lie=「横たわる、もたれかかる、よりかかる」の復習。lieは不規則変化の自動詞、lie-lay-lain、lying。lie=「嘘をつく」は、lie-lied-lie、lyingの規則変化、That calculator is surely lying.=「その計算機は、確かいかれてる」

“The rendezvous between the two individuals, Anemone and Eureka, Type The End and Type Zero. And, the strange phenomenon we saw at ground zero that was excluded in the official report.”=「この2者の邂逅、AnemoneとEureka、Type The EndとType Zero。そして、何よりも爆心地における報告書にも記載されていなかった怪現象。」

“But, the explosion at ground zero showed that other than two girls was present at that time. I believe that person's name is Renton. According to the information gathered by Department Four, he is said to join Gekkostate after the battle of Bell Forest. That fact is also obvious from the cover of Ray=Out issue 18. Bell Forest, that's right. the same place where I went after the Type Zero with Izumo Fleet and witnessed its awakening. Could all events be coincident?”=「しかし、あの爆心地で彼女たち以外に存在していた、確かRentonと呼ばれるあの少年、4課が入手した情報によると、Bell Forest会戦以後に月光Stateに加入したとされている。それは、Ray=Out 18号の表紙からも明らかだ。Bell Forest、そう、私が出雲艦隊と共にType Zeroを追い、そして、その発動を目撃した所。これら全ては、果たして偶然なのだろうか。」

発動をits awakeningで表現している。awakening=「覚醒」と言う感じかな。

“Type Zero, the very first LFO that we ever found. Reports say that three scientists were responsible for this discovery, Dr.Yauchi, Dr.Diamond, and Dr.AdrocThurston who would later become famous as the man who saved the world. Second Lieutenant Dewey  Novac, the head of the Intelligence Department at that time had joined them along with a few of his men. In a way, that was the very first incident that we, the human race, had encountered and directed unknown existance. The Project Ageha continued on after Dr. Adroc's death, but it was destroyed by something no one ever imagined.”=「Type Zero、それは、我々が最初に発見したLFOである。報告書によれば、発見したのは三人の科学者、Dr.Yauchi、Dr.Diamond、そして、後に世界を救ったとして有名になるかのDr.Adroc Thurstonである。同行したのは、当時情報部主任であり、数人の部下を連れたDewey Novac少尉で、ある意味それが、我々人類が未知なる存在に接触した最初の出来事であったと言われている。Adroc博士の死後も推進されたアゲハ構想は思わぬことで中止されてしまう。」

In a way=「ある意味それが」と言う感じですか。unknown existance=「未知なる存在」

“The girl had been maintained by forces was the secret of all secrets. Eureka, it was still mystery why she was assined to be a member of the SOF First Mobile Squadron. It didn't make sense.”=「我が塔州連邦軍によって極秘裏に管理されていた少女Eureka。彼女がなぜSOF第一機動部隊に配属されていたのかは、未だもって不明である。」

“The abduction of Eureka carried out by Holland, a SOF member, was done in a very intelligent manner, far from the images one has of the character in question. A brand new ship, SL1200 Mark 2, had been built in a top secret condition. And not even initiated at that time its rolled out. A fact that later became a huge problem, actually, the development, let alone construction of this new battleship, was not approved by the military higher officers, or even by the Sage Committee. In other word, it was a new battleship did not exist on record. The abduction had taken their utmost advantage of this. The operation was done by on-site paperwork alteration and infomation manipulation. They created false eminent invasion look and the ship was handed over to the manager of SOF. Off course, the fact of abduction would be covered up on site. And us, the military officers, who had no means of knowing of its existance, was completely caught off guard. ”=「SOFのメンバーだったHollandによるEureka強奪は、その印象とは全くかけ離れたスマートな手段によって行われた。当時極秘裏に造船され、Roll Outもされていなかった新造艦SL1200 Mk.2。その後に大きな問題となった事実、実はこの新造艦の建造どころか開発(計画)自体が、軍の上層部はおろか、賢人会の承認さえ受けていなかった。即ち、この新造艦の存在自体があらかじめ消去された存在だったのである。それを逆手に取って行われた強奪作戦。それは現場の書類改ざんや情報操作によって行われた。あくまでも架空の実戦配備をでっち上げ、架空の作戦を遂行するためと言う名目で、SOFの最高責任者だった男の手に渡った。当然現場では強奪の事実は隠蔽されてしまった。こうして、その存在を知ることがなかった軍部は、完全に隙を突かれてしまったのだ。」

abduction=「誘拐、拉致」と言った語感です。昔見ていた“X-Files”と言うTV Seriesに良く出てきた単語。the person in questionで「(今話題になっている)当のご本人」と言うこと。Roll-out=「航空機新型発表会」と辞書に出ていました。そんな意味で使っているようですが、日本語で使うのは感心しません。

let alone また出てきました。He was too exhausted to think, let alone study. 「勉強なんて言わずもがな、考えることさえできないほど疲れていたんだ。」と言う表現です。

on-site=「現場」と言う意味で使ってます。on-site paperwork alteration and infomation manipulation=「現場における書類の改ざんおよび情報操作」、the fact of abduction would be covered up on site=「強奪の事実は、現場で隠蔽された」、cover upで隠蔽と使える。

caught off guardは、要するにoff guardの時にcatchされてしまったと言うわけですから、これで「隙を突かれる、油断に付け込まれる」となるわけです。

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ラーゼフォン-その1-

今週は、暑かった。しのぎ易い日が多かった7月から様変わりの8月になった。しかし、こう言う猛暑がないとやはり日本の夏じゃないな。9月くらいまで残暑が厳しいと好いと個人的には思っている。

「エウレカセブン」を製作したBONESは、骨のあるAnimatorを志すと言うところから社名をつけたのだそうだ。エウレカに出会ったのが去年の9月だったが、エウレカに先行してBONESが2001年に製作したRobot Anime作品がこの「ラーゼフォン」“Rahxephon”である。エウレカのBONESが作ったとなれば、是非見てみたいとずっと思っていたところ、GyaOで第6楽章まで放映されることになり、DVDを買う前のお試し視聴をしてみました。

良いです。BONESの作品は、物語として面白い、絵と色が私の感性に合う、上品。そして、Rahxephonについては音楽を作品の重要な主題の一つに据えているらしく、西欧のClassic音楽などが作品場面の随所に使われていてすばらしい。逆に言うと、欧州Classic音楽を流しても違和感のない気品のあるAnimeをBONESは作っていると言うことができるのだと思いました。これらの音が全て誰のなんと言う作品とそらんじられると格好よくて真のRahxephon maniaなんですが、中途半端なClassic好きに過ぎない私には今のところ無理な相談でした。

それにしても、BONESは良いAnimatorです。良い製作者の良い作品には、各社の個性が良かれ悪しかれにじみ出てくるようです。BONESの作品には、気骨、比較的Liberalな登場人物の傾向、日本を舞台にしていても無国籍な感じを受ける、と言うか良い意味でのFictionの香りが高い。Fiction、つまり、BONES作品は良質のImaginationの産物と言うことに尽きると思います。その点で、XEBECの「蒼穹のファフナー」も好きな作品なのですが、Fafnerには独逸・北欧神話から借用した概念やら名称が多数取り込まれているにもかかわらず、作品が醸し出す香りは多分に日本的なものになっています。私は、西洋のClassic音楽も演歌Rockもどちらも良い作品は好きです。

そして、BONES作品の良さとして今回気が付いた点は、雲、風、火、水もそうかな...自然現象の描き方の上手さが際立っている。特に雲を描くのが上手い人がいるみたいですね。エウレカ第26話に出てくる七色雲海をふと想起させられました。また、風を使うのが上手いのは宮崎のジブリですが、それに勝るとも劣らないのがBONESかもしれません。とにかく、夏の暑さを満喫しながら、冷えた旨いBeerと面白いAnimeは、最高です。

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交響詩篇エウレカセブン 14話 Memory Band B

今週も、久間防衛大臣の原爆失言による辞任と小池ゆり子新防衛大臣の就任など、いろいろありました。安倍首相は、最悪辞任を覚悟しているのか、年金記録問題に絡んだ国民総背番号制に連なる話やら消費税の引き上げやら、選挙前には禁句と思われるようなことにも踏み込んで発言している。退陣すれば、どのような構想も元の木阿弥ではないか、何を考えているのかどうも解せないことが多すぎる内閣だ。

さて、Eurekaの英語版解説が、回想編で独白が多く、従って英語の聴き取りが難しい第14話“Memory Band”で止まっていた。Stonerの小難しい独白など、全部書き出したいところなんだが、またここで停滞してしまいそうなので、見切り発車的に所々とばして行きます。悪しからず。

“Eureka, I wish I knew who in the world you are.”=「エウレカ、君は一体何者なんだ。」とここまでが、Rentonの独白。純情で鈍感な彼も、Zone突入など一連の出来事を経験し、Eurekaが尋常の人間ではないことに薄々感づき始めていた。一体全体のin the world

“My name is just observer.”=「私の名前は観察者」で始まるRay-out編集責任者Stonerの独白。

“I stand in the middle ground between phenomena and mental images. All sorts of natural phenomena would never be written down in the records, if someone wasn't there to observe it as it happens. All sorts of phenomena can leave their existance to posterity only by being observed with eyes of someone in the middle ground, someone such as myself.”=「現象と心象の中間に位置する存在。あらゆる自然現象は、何者かによって観察されねばその事象が記録されることはない。あらゆる現象は、私のような中間に位置する者の目によって観察されることによってのみ、その存在を未来に残すことができる。」 phenomenaは複数形、単数形は後で出てくるphenomenonposterityは集合名詞で子孫、末裔の意。

“Do you know what a Coralian is?”=「君はCoralianを知っているか」

“Regarding the existance that people refer to as Coralians, there are very few words can be said. Everyone speaks of it as if it was a ghost or a monster. However, in reality, it is nothing to do with either. With Coralian in front of us, the overwelming awe robs us of few words that we can master. Even if we were gifted with the language that was more advanced than we have now, we would still be unable to express it in words nore share with one another emotions we felt while in contact with it. We are powerless when we are in front of Coralian.” =「Coralianと呼ばれるものの存在について我々が語れる言葉は少ない。誰もがそれを化け物か幽霊のように語る。しかし、実際はその何れにも当てはまらない。Coralianを前にして、我々の持つ語彙は圧倒的に少ない。もし我々に今の我々以上の語彙が備わったとして、しかし、きっと我々にはそれを表現できないし、その感じ取ったことを分かち合うこともできないであろう。我々は、Coralianの前では圧倒的に無力である。」 うひょー、ここは在り得ない事の仮定、仮定法過去の連続攻撃でした。masterは、身につけていて使えると言うほどの意味、確かにmasterするってそういうことだよね。one anotherは、each otherとほぼ同義で「お互いに」の意。

“We are like an ant crawling in a desert trying to imagine the other side of the skies is like. In this world so full of those speak only superficially. Thereby sealing us off true nature beings. Is it worth anything to play along with this superficiality and weave words of description? If we cannot get the point across, we should try harder. If you don't make extra effort, you should leave this place embracing eternal silence as you go. This is the exact theory they have been proving all this time.”=「言ってしまえば、それは砂漠を這う蟻が大空の先にあるものを語るに等しい。しかし、伝わらないからと言って、表層だけを語り、本質から逃げると言う行為に満ち溢れたこの世界で、そのやり方に則って言葉をつむぐことに一体どれだけの価値があるのだろうか。伝わらないのなら、伝える努力をするべきだ。その努力をしたくないならば、永遠の沈黙を守ってこの場から立ち去るべきだ。それを彼等は証明していた。」 get acrossは、本来横断すると言う意味だが、転じて意味が通じるの意。His joke did not get across to her.「彼の冗談は彼女に通じなかった。」のように使う。この段落は、日本語が難しくて、英語の方も何だか意訳調です。参考になります。

“To the refters waiting for the big waves, the fact that it existed toward them is evrything needed to know. Everything is spoken through experience. Express with super words prepared in advance for them. But, they choose to express themselves with those words, conbined with the deep truth carried beneath that simplicity of words alone. What do they speak of? The truth. However, only the most superficial words are put to use. And so people are sure to mock them on a cheap and meaningless. Yet, who in the world really knows what truth is? To use lofty language to describe the phenomena that just happened in front of their eyes. That is exactly what makes phenomena seem hyperbolic. A phenomena is what it is. Nothing more, nothing less. And to speak of a phenomenon, one must become a phenomenon itself. But, we are unable to truly acomplish that at feet. The phenomenon exists just outside of our realm, and the phenomena are created from a place other than we stand. =「大波を待つRiderたちにとって、そこに存在していることが全てを表していた。全ては体験を通して語られる。既に用意された安易な言語でしか表現できない彼等は、その安易さの元に持ち合わせた深い真実によってそれを敢えて言葉によって表現する。何を語る? 真実を。しあkし、それはあまりにも浅い言葉でしかない。それを人は、陳腐な言葉の羅列としてさげすむであろう。しかし、真実など誰がわかる。目の前で起こった現象に対して高尚な言葉で語ること、それこそがその現象を矮小化させている。現象は現象でしかない。現象を語るには、現象になるしかない。しかし、我々は現象そのものになることはできない。現象は我々以外のところに在り、我々以外のところから発生するものであるからだ。」 ここも、日本語が難しくて良く分からないところなので、英語の方も意訳っぽいです。 mock あざける、あざ笑う。まねる、模倣する。hyperbolicは「誇張された」の意。realmは、王国から転じて領域の意。どう見てもリールムと発音しそうだがレルムが正解。

“That's right. Phenomena happen even if we are not around to witness them. However, they always leave something behind for those that do. Whether that turns out to be injury to witness or material for growth. Wave says none of them really matters.「そうなのだ。現象は俺たちがいなくても起こる。ただ、それを目撃した者たちには何かを残す。それがその者たちにとって、傷となるのか、はたまた糧となるのか。それすら波には関係がない。」

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交響詩篇エウレカセブン 14話 Memory Band A

交響詩篇エウレカセブン 14話は、途中から見始めた人のためのまとめ的な色彩が濃い内容で、Renton、Stoner、Dominicの独白で構成されており、Episodeの性格上聞き取る内容が非常に多く、Hearingの困難さは覚悟していた。ただ、単なる今までの物語を再編集したと言うものではなく、今後の物語りの展開につながる謎をもう一度考え直して顕在化させるという感じの出来の良いまとめ編ではある。

ところで、ちょっとしたきっかけがあって、「新世紀エヴァンゲリオン」の第3話まで、さっと見てみました。面白いです。そして、操縦者とRobotの心が交わって、Robotが勝手に動くと言う設定は、Eurekaが元祖ではなく、Evaだと言うことを発見しました。しかし、主人公、碇シンジは、アムロに勝るとも劣らない根暗で、相当なもんです。これを中和する役割を担っているのが、ミサトのようですが、ミサトの絵からこんなキャラとは思いもよりませんでした。ミサトを始め、女性は美人が多いのは良いとして、Evangelionは、個人的にはちょっと気味が悪い。Robotについては、何と言ってもGundamは格好好い、EurekaのLFOはちょっと不細工なのに対して、Evaは気味が悪い、と言う印象です。シンジじゃなくても進んで乗りたいとは思わない代物です。

新世紀は、庵野監督とGAINAXの作品だが、タツノコプロの名前も出ているので、調べてみると同社も主力ではないが、作品製作に参加していたようです。このAnime製作会社は、半世紀にも亘って生き残ってきた立派な会社ですが、私は何故かここの漫画の絵が生理的に合わないのです。「宇宙エース」(古!!!)、「マッハGoGoGo」(北米でも人気の有る古典的作品)、そして、ガッチャマンと全て絵が嫌いだったので、ほとんど見ていなかった。もちろん、Evaは、GAINAXが前面に出た作品で、絵も昔のタツノコプロのものとは異質ですが、Evangelionに気味の悪さを感じると言うことには、偶然とも思えない何かを感じてしまいます。そして、何と言っても、私は、真っ直ぐなRentonが好きなので、Eva-Eureka論争となるとEureka支持に回るんでしょうね。あまり意味のない論争にも思えますが。

さて、第14話 Memory Bandは、冒頭Rentonの独白で始まります。“The sudden disappearance of the Coralian made a huge impact on the surrounding area. All the Trapars disappeared along with it. And in the battle that had ensued right before that happened, the Gekko was hit by the missile. Also, because of the huge amount of reflection films that we lost when the missile struck, not only we were unable to increase the speed, we couldn't return to the ultra high-altitude Lay-Line. And for all, that was not enough, we discovered that we were ranked at the top of the country's most wanted list. Um, he's been at the top of the list for a while. And so, we've been wandering around while cruising at super-low altitude.”=「Coralianの消滅は、その周辺からTrapar自体を消滅させると言う大きな影響を残した。その直前に行われた軍との戦闘で、月光号は被弾。剥がれ落ちた大量のReflection Filmの影響で、速度を上げるどころか、高高度Lay-Lineにさえも戻ることも出来ず、挙句、全国お尋ね者選手権ランキングに堂々の上位入賞。あっ、この人は前からだけど。でもって、超低空飛行のまま、彷徨っている訳です。」

ensueは、続いて起こるの意、the eusuing yearで「その翌年」、followingとほぼ同義だがensueの方が若干硬い感じか。Altitude、高度、標高、海抜など。

“Since the incident, Eureka has been sleeping in the medical room, receiving treatments from Ms. Mischa. But, she finally woke up today, and was actually able to manage to sit herself up. Ms. Mischa was surprised at the speed of Eureka's recovery and said that in a few days she'd be able to return to everyday life as if nothing had happened.”=「あの事件以来、医務室でMischaさんから投薬を受けつつ眠っていたEurekaも、今日は目を覚まして、何とか身体を起こせるようになった。その回復力には、Mischaさんも驚いていて、あと数日もすれば、普段と変わらない生活に戻れるそうだ。」

“Eureka...Not only is she the pilot of the legendary LFO, the Nirvash, but her name is the same word as the one spelt out in my Compac Drive as well as the drive in the Nirvash.  She's the girl I'm in love with. At first, I tought the girl of my dreams had suddenly appeared right in front of me. Well, it's true that she's a little on a strange side and doesn't always make sense. She is like an Angel to me.”=「Eureka...、幻のLFO、Nirvashを操るだけじゃない。僕の、そしてNirvashのCompac Driveに浮かび上がる文字と同じ言葉を名前を持つ、僕が好きになった女の子。最初は、理想の女の子が、僕の目の前に現れたと思ったんだ。確かに、ちょっと変わっているし、どこか抜けているけど、僕にとっては天使に変わりない。」

しかし、Zoon突入後の一連の出来事から、Eurekaが普通の人間ではないことをうすうす感じ始めるRentonは、Hollandに尋ねる。“Please tell me.”=「教えて下さい。」 “Tell you what?”=「何だ?」 What in the world is Eureka?”=「Eurekaって何なんです。」 “Just an ordinary girl.”=「ただの女の子だ。」 “You forced an ordinary girl on the battlefield just saw seeking go through what she went through?” =「ただの女の子を、あんな目にあわせる為に出撃させたんですか?」

“Eureka, I wish I knew who in the world you are.”=「エウレカ、君は一体何者なんだ。」

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アニメ切手

ここ数年、郵政公社が歴としたアニメの切手を出していて、Animation Hero and Heroine Seriesと言うんですが、本日第5集、“新世紀エヴァンゲリオンEvangelion”が発売された。第2集“ガンダムMobile Suit Gundam”以来の購入。この流れだと、第3集の999も欲しかったところだが、ま、いいか。郵政公社によれば、第7集まで出るそうだが、交響詩篇エウレカセブンは、新しすぎて評価が定まっていないので、まず無理。TV Animeに限らないのならば、宮崎の一連の作品かルパン辺りが妥当な線か。そもそも、郵政公社がどの年齢層に照準を定めているのかと言うことなんだろう。

最近は、海外のRadio放送がNetで気軽に聴けるのがありがたい。英国BBCは良く聞く放送局だ。日本人もそうだが、どうも島国の人間と言うのは、世界の辺境に位置していると言う潜在意識によるのか、世界中のことを知りたがる傾向が強いようで、BBCの国際放送は幅広く世界を網羅し、偏りの少ない報道をする。英国人は、英国Rothchild家の話にあるように、諜報重視だが、その手の話は日本にも紀伊国屋文左衛門がいる。庶民でも世界中のことを良く知っている日本人は、決して諜報戦に不向きだとは思わないんだがな...。「あるある大辞典」を素直に信じ込むようじゃ、やはり不向きか。

話を戻すと、昨日のBBC、お得意の露西亜情勢の報道があった。意外に知らないもので、露西亜と言うのは、日本に勝るとも劣らない人口問題を抱えていると言うのだ。日本の場合は、少子高齢化、高齢化で社会保障費の急増が避けられないとは言うが、日本のお年寄りは、相対的に元気で、意識も高い。しかし、露西亜は、少子短命なのだそうだ。特に男性は、ソビエトの崩壊にうまく対応できなかった世代なのだと思うが、失業→アル中→早死の露西亜文学に出てきそうな型がかなり一般化しているような話だった。露西亜人男性の寿命、平均余命なのか正確には分からないが、いわゆる寿命は、58歳くらいであり、米国人男性より12歳も若いと言っていた。更に驚くべきことには少子短命で、露西亜の人口は毎年75万人減少しているとのことだった。75万人!!!

CIAのFact Book情報で確認してみる。2006年推定値で、露西亜の人口、1億43百万人、男性の平均余命:60.45歳、人口増加率:-0.37%、女性一人当たりの出産数:1.28人。米国が人口約3億人、男性平均余命:75.02歳、人口増加率:0.91%、女性一人当たり出産数がほぼ2人。人口減少は50万人超だが、BBCの報道と近い数字だ。石油、天然ガス大国露西亜の復活が盛んに喧伝されるようになってきたが、この数字を見る限り、米国に単独で対抗するのは、もはや夢のまた夢。また、東亜細亜地域では、中国の人口パワーを内心非常に恐れていると言う指摘も素直に頷ける。北方領土に人を張り付かせておく余裕が本当にあるのかよ、と思わず言いたくなる。

ソビエトの崩壊は、シャラポワを生んだが、露西亜はボロボロになってしまったんですね。優秀なプーチン大統領でかろうじて立っているような状況だったんだ。まるで、人気漫画を輩出しているのに急に休刊が決まった少年ジャンプみたいです。

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交響詩篇エウレカセブン 13話 The Beginning B

交響詩篇エウレカセブン The Beginning B part。漸く病院を探し当てたRentonとDominic、EurekaとAnemoneに投与する薬の処方を求める。“Just dispense me the medication, exactly as you see on the note.”=「その紙にあるように、薬を処方してくれ。」 “How many patients are you treating?”=「患者は何人だ。」 “Two.”=「二人。」 “You'll kill both with this much.”=「これでは、致死量だぞ。」 “This is none of your concern. The intelligence department will send you the official document. Don't ask me why. Just shut up and give me the prescription.”=「あんたには関係ない。書面は、追って情報部から回す。理由は聞くな。急いで処方してくれ。」 dispense=「薬を調合する」、 prescribe=「処方する」、dispenser=「薬剤師」、prescription=「処方箋、処方薬」←処方箋もそれで調合した薬もprescription。

Bike thief に遭うなど苦労を重ねて、Eurekaの許に戻ってきたRenton、病院では、初めてDesparation Disease=「絶望病」の患者も見かける。Eurekaに薬を飲ませた後、Dominicと再び対峙する。“I had a crazy dream about that girl while I was inside that huge cloud. I'd never met her before in my life, but I know it's her. I need you to tell me who she is. I expect that you can't answer that question, either.”=「その娘の夢を見たんだ、あのでかい雲の中で。その娘には、今まで出会ったことなんか一度もなかったのに。教えてくれ、誰なんだその娘は。やっぱり、答えられないのか。」 “Is she the only person you met inside the dream?”=「夢の中で出会ったのは、この娘にだけか。」 “No. I also saw Eureka.”=「いや、Eurekaにも出会った。」 “Well, it looks like we both fell for troublesome ladies.”=「お互い、厄介な女に惚れたもんだ。」 Rentonよりも事情に明るいDominic、Eurekaに恋をしているRentonに思わずこの台詞をはき、名を名乗る。

二人の若者が心を少しだけ開きかけた丁度その時、軍とHollandたちが現場に辿り着き、攻撃を開始する。“Got that?  Top priority goes to the Nirvash.  All are the second to that. Don't let them lay a finger on it.”=「いいか、最優先は、Nirvashが一番。俺たちは二番だ。軍には、指一本触れさせるな。」 砲撃の中、Rentonは、Eurekaを抱きかかえて“I promise I protect you.”=「俺が絶対守るから。」その言葉に、またも、Nirvashが反応する。Sevenswellのような光を発して、砲撃を遮断し、Traparの波を引き起こして空高く飛び立つNirvash。その様子を間近に目撃したDominicの独白、“This world is full of things I don't understand. But there is one thing that I totally believe in, Anemone. And now, it appears that we finally met our true enemy. Our true nemesis.”=「この世界は、分からないことだらけだ。でも、これだけは確かなんだと思えることがあるんだ、Anemone。僕らは本当の敵に出会ったのかもしれない。本当の敵に。」 Nemesisは、ギリシャ神話の因果応報の女神、小文字で「厄介な敵、天敵」のような感じ。

絶望病も出てきたし、EurekaとAnemoneが普通の人間ではないことが明らかになったEpisode 13だったが、謎は深まるばかりだ。日本語では、本当の敵としか言っていないが、nemesisは、言い得ていて妙だ。しかし、Greek mythologyの言葉がこうして普通に出てくるのが英語圏の文化と言うものなのだが、当方は古事記と日本書紀の知識がもう少しあっても良いな。キリスト教の知識もあるのに、自分の家の仏教を良く知らんのは、本末転倒なんじゃないかと改めて感じた。

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交響詩篇エウレカセブン 13話 The Beginning A

交響詩篇エウレカセブン 第13話 The Beginningは、Eurekaに導かれて、Coralianの巨大な雲の中、Zoneに突入したRentonが、生還して意識を取り戻すところから始まる。傍らの操縦席には、まだ気を失ったままのEureka、そして、Nirvashを急襲したあの黒いLFOがいる。Eurekaをこのような目に合わせた黒いLFOに思わず駆け寄ると、中にはZoneの夢の中で出会ったあの少女がいた。驚くRentonに、“Put both hands behind your head. Turn around to face me.”= 「両手を頭の後ろに組んで、こちらを向け。」“Don't even think about moving.”=「ここから一歩も動くな。」。RentonとDominicの初めての対峙。

Zone突入後、同じようにおかしくなっているEurekaとAnemone。投与すべき薬を求めて近隣の町Salisa OrneまでBikeを走らせようとするDominicの前にRentonが立ちはだかる。“Who the hell are you? You're in my way. Hurry up and move.”=「何だ貴様。じゃまだ。早くどけ。」 “I want you to take me with you.”=「俺も連れて行け。」 “What a pest. Go away.”=「くどいぞ。断る。」 “If you refuse to take me with you.”=「連れて行かないのなら...」 “Yeah, what.”=「なら、なんだ。」 “You're not getting away here anyway.You are missing this.”=「あんたはどこへも行けやしない。これ、返さないよ。」 “All right. You're enough fooling around. I really will shoot you, you know.”=「返せ、ふざけやがって。本当に撃つぞ。」 “Go ahead.”=「撃てよ。」 “I will.”=「何?」 “I'm pretty sure you don't know how to fix this.”=「これは、あんたには、直せない。」 “What! The muffler!”=「マフラー!」 “I can fix it. But, in return, you have to take me along.”=「直そうか。その換わり、俺も連れて行ってくれ。」好きな女(ひと)を救うために、銃による脅しも全く恐れないRenton。この場面で流れるBGMは、「秘密基地」だ。pestはplagueに通じ、厄介者、迷惑な人の意。

一方、月光号では、Hollandが二人とNirvashの回収に出撃することを主張する。空軍と鉢合わせになる危険を心配するCrewに、“That's all the more reason to go. We can't afford to hand those two and the Nirvash over to the military. Am I mistaken any of that?”=「だったら、なお更だ。あの二人とNirvashを軍に渡すわけにはいかない。俺は何か間違ったことを言ってるか。」 all the moreで「いっそう、なお更、かえって」。be mistakenで「間違っている」となる。用例は、He said so, if I am not mistaken.=「私の勘違いじゃなければ、彼は確かにそう言ってました。」 He is mistaken in his ideas about education.=「彼の教育に対する考え方は、間違っている。」

Salisa Orneの町に着いたRentonとDominicは、病院を探している。“Head west. You know you could at least give me one simple word of thanks.”=「とにかく西、つーか、お礼の一つもを言ってもらいたいもんだけどね。」 “I keep telling you we've got to go west.”=「だから、西だって(言ってるだろ)。」 “Sorry, but is west the direction of the hand that you hold your fork with?”=「すまんが、西ってのは、フォークを持つ手の方か。」 “This guy really is nuts.”=「やっぱ、本物だ。」 nutは本来「木の実」、転じて「核心」、「留めねじ」だが、複数形nutsには、ballocksの意味があるのでその辺りから悪口になっているのだと想像される。

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OVAとは何ぞや

Super Bowl、Video録りましたが、まだ見ておりません。昨晩のNews、おぼろげにはColtsが勝ったような感じでしたが...

話変わって、以前から、OVAとは何ぞや、と思っていたのですが、以下Wikipediaからの引用;

オリジナル・ビデオ・アニメーション通称OVA(オーブイエー)またはVアニメとは、物理メディア(VHS・LD・DVDなど)での発売またはレンタルを主たる販路として作られる商業アニメ作品。テレビ放送、劇場公開、オンライン配信などは本来の目的ではないはずだが、OVAが発売前にテレビ公開されたり、同時期に劇場公開されることなどもあり、ある作品をOVAと呼ぶか劇場公開アニメと呼ぶか揺れがあるケースも存在する。広い意味でのオリジナルビデオの一種だが、アニメ以外の狭義オリジナルビデオとは異なる独自の発展を遂げた。

初期のOVAは、ほとんどが劇場アニメのフォーマットを模したもので、60~90分程度で完結した内容、価格は9,800円~14,800円程度の作品が主流であった。

しかしその後、テレビアニメの続編や番外編をOVAとして製作することが一般的になると、OVAもテレビアニメのように30分×数本のシリーズで、価格は各5,800円程度という形態が主流となる。 さらに、OVAシリーズでヒットした作品の続編がテレビシリーズとして製作されたり、当初OVAシリーズとして企画されていたものがTVシリーズ化されたりと、OVAからテレビに進出という流れも確立されていく。 一方で、テレビアニメも放送後ほどなくしてビデオソフト化されるようになり、OVAとテレビアニメの境界は次第に曖昧なものとなっていった。

そして、1995年に放送されたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の成功が、こうした流れに決定的な影響を与えた。この作品は、スポンサーからの資金提供に依存するそれまで一般的だったテレビアニメの資金調達法ではなく、テレビ放映した後、それを収録したソフト販売で利益をあげるというビジネスモデルを採用し、テレビ放映作品でありながらOVAに近接する形態を積極的にとって製作され、それまでOVAがテレビアニメに対して優れていた作画の品質の点でも、OVAのそれに近い高品質な形で制作された。この手法が大成功を収め、実際に同作品が大きな収益をあげたことから、アニメファン向けのテレビアニメが十分ビジネスになることが証明され、テレビアニメについても、劇場映画のように製作委員会を設けて製作費を集めることが容易となり、OVAの存在意義は急速に失われていくこととなった。

今日では、OVAは発売前に衛星放送やケーブルテレビで先行放送されることも多い。その一方で、アニメファン向けのテレビアニメ(主に深夜アニメ、UHFアニメ、BS/CSオリジナルアニメ)も、放送はプロモーション的な意味合いが強く、ビデオソフトの売り上げで収益を上げるという、実質的にOVAと変わらないビジネスモデルとなっている。

引用終わり

なるほど、最近のAnimeは、Businessのやり方がVideoからDVDと続くHard面の進化、Cable、Sky Perfect、TSUTAYAのような貸しヴィデオ屋などの配信面の充実などが相俟って、革命的に変化してきていると言う訳だ。Animeの創成期のように、配信はTVかせいぜい劇場版映画作品だけ、資金の回収はSponserからだけ、観客は子供だけ、と言う時代ではない。そのことをAnimeにはあまり関心を持たないような人にもはっきりと印象付けた金字塔とも言える作品が「新世紀エヴァンゲリオン」と言う訳なんですね。最近のAnimeは、たいてい御大層に「○△製作委員会」とか必ず出てくるのもそう言う事なんですか。

「新世紀エヴァンゲリオン」公開時には、日本にいなかったので、この作品には疎いのですが、Anime Fanの支持は非常に高いようで、去年の年末格闘技の試合場にもその広告が見られたような気がします。Evaの評価は、概ね高いようですが、主人公ら主要登場人物が根暗なこと、最終回ですっきりした解を得るような結末がなかった点、などを批判する意見もNetで見かけました。昨年の「交響詩篇エウレカセブン」終了時には、両作品の類似性やらで、Maniaの間では、論争もあったと聞きます。エウレカが個人的には最高の傑作だと思っている小生としては、エウレカ支持派ですが、Evaもちゃんと見ないで論争に口を挟んじゃいけない。

視聴率1%台だったEurekaseveN Freakの大人も、結構いるようで、あるBlogで、「エウレカを追いかけて、思春期の初恋から、世界を救済するところまで、駆け抜けていったレントン少年の物語」と短い言葉で作品のことを見事に言い表しているのを見かけました。日本のAnime文化は、ほんと、裾野が広い。

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交響詩篇エウレカセブン12話 Acperience01 B

Coralianに生身のまま接触することに成功したRentonだが、Eurekaを見失い、Coralianが見せる夢の中をさまよい歩く。最初は学校の教室の中のようだったが、異変が起こり、便所に逃げ込むと、急にもよおして便器を使おうとする。しかし、どの扉も“Occupied”=「入ってます」の返事。最後の空いた扉を開けると巨大な便器が現れ、何者かに背中を押されて便器の中に落とされる。

Occupiedは、飛行機のトイレなどでおなじみです。「入ってます」と言うのもこれを言えばいい訳だ。しかし、よくよく考えると、この声の主はAnemoneで、男子トイレを占拠しているとなると、Pervert=変態はよっぽどお前の方だと言ってやりたくなる場面。

“I have a feeling that someone was calling for me.”=「今、誰か俺を呼んだ気がする。」そして、象徴的な冷蔵庫の場面。真っ暗闇の中に忽然と冷蔵庫が現れ、開けると中には、裸の少女がうずくまっていて、“Pervert”=「エッチ」 と怒鳴られる場面だ。その少女こそ、The Endの操縦士Anemoneであり、Eureka以外にZoneとの親和性を持つ者、そして、Rentonを便器の中に突き落とした張本人なのだった。

不思議な夢の世界をさまよい続けるRentonに今度はSkyfishが話しかけてくる。“Hey, did you know this. There's tons of hatred in the world and there isn't even any reason for it. Since something I  can't understand, there's no way you can possibly understand it. Even so, it's definitely there. Look, there's a bunch of it scattered all over the place. A hatred without any name...I gotcha.”=「ねえ、ねえ、知ってる。世の中には、理由の無い悪意が山ほどあるんだよ。私にも理解できないし、あんたに理解なんかできる訳も無い。でも、それは確かにいる。ほら、そちらこちらにいっぱい散らばってる。名前の無い悪意がね...捕まえた。」Skyfishの正体は、Anemoneだった。Anemoneは、Rentonに呼ばれたと勘違いしていたようだ。Rentonが呼んでいたのは、もちろんEurekaで、EurekaもRentonを探していた。

出雲艦では、Dominicと艦長の対立がまだ続いていた。“I realize that you're dissatisfied with the way which I've been commanding the troops, I'm sure specially true in light of past events.”=「自分が責任者として隊を指揮することにご不満をお持ちなのは、過去の経緯もありますし、十分理解しているつもりです。」 “You're worrying a stupid thing like that? You really don't think much of me, do you?”=「そんな小さなことを気にしていたのか。随分となめられたものだ。」 “However, this once, protect Anemone and also protect The End. Obey my order.”=「しかし、ここは一つ、Anemoneを、The Endを守るために、命令に従ってほしい。」

You really don't think much of me.これでどうして「随分となめられたものだ。」になるのか。Think A of Bの構文で、「BをAのように評価する」の意味になる。He thinks highly of his parents.=「彼は両親を尊敬している。」 You really think little of me.=「俺も随分と見下されたものだ。」

Anemoneに捕まったRenton“I'm sorry. But I really don't know who you are.”「ごめん、君の事知らないんだ。」 “What do you mean? I came because you called me.”「何よ、呼んでたから来てあげたのに。」 “No, I didn't. You aren't the one I was calling for.” 「違うよ、僕が呼んでたのは君じゃない。」“Oh, so you weren't calling for me. Well, fine then. Who cares about you? You can die.” 悪女Anemoneに食われそうになったちょうどその時、現実世界でThe EndのBascuda Crisis攻撃を受けた時と同じように、Eurekaの手が伸びて救出されたRenton。場面は幻想的な海のような光景に変わり、その中で行方不明の姉Dianneの後姿を一瞬目撃する。そして、傍らにはEurekaが佇む、Renton, Let's go back together.”=「Renton、一緒に帰ろう。」Rentonにとって初めてのCoralianとの接触およびそれに伴う不可思議な体験は終わろうとしていた。Eurekaの導きによってAcperienceその1から生還。

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交響詩篇エウレカセブン12話 Acperience01 A

AnemoneとType The EndのBascude Crisis(=脳みそ溶けちゃえ)攻撃に絶体絶命のEurekaとRenton。RentonはそのままCoralianに魂を吸い取られそうになるが、“Renton. Don't leave me.”=「いかないで。」とEurekaが手を差しのべたその時NirvashのAmita Driveが反応してBascuda Crisisを押し返し、2体のLFOは、もつれあったままCoralianの中へと吸い込まれていく。

このDon't leave me.は、Leaveと言う単語にとらわれて絵を見ていると、Amita Driveを抜かないでLeaveしておけということならば、何故Don't Leaveなんだと一瞬思ったところ。日本語を聞いてみると、EurekaがRentonに自分を置いて一人で行ってしまうなという意味でのLeaveであったことが分かる。

The Endの急襲に機体をやられたMatthieu“How pathetic.”=「情けねー」、同乗者のStoner“Get it together.”=「しゃきっとしろ」。その頃月光号は、Coralianの発する高濃度のTrapparの波をくぐりながら、Nirvashとの交信を試みていた。“We've lost contact with the Nirvash. All mental and vital data are off line.”=「NirvashからのMentalおよびVital Sign 断絶。」とMischa。“Where's the Nirvash now?”=「Gidget、Nirvashの位置は。」Hollandが叫ぶ。“I can't confirm its location.”=「確認できません」。“At this rate, we won't be able to rescue them. Let alone get in there ourselves.”=「このままでは、突入どころか二人の回収すら...」Mischa。

Patheticは、月光号の大人たちが良く使う言葉の一つ。ダサイの意味でUncoolと同義で使うことも有り。Let aloneは、こう言う使い方を耳にしていないと何度聞いても意味が分からない。構文は、He was too exhausted to think, let alone study.=彼はすごく疲れていて、勉強するどころか、考えることさえできないくらいだ。

一方、The Endを発進させた軍の出雲艦では、The Endの回収を第一義とするDominicと月光号との対戦を已むなしとする艦長Jurgensが対立する。“Wait. From this distance, we won't be able to receive ID code from the End. We should pull back now. We need regroup and reassess.”=「待て。この距離からでは、The Endからの識別コードを捕捉できない。艦を後退させ、体制を立て直すべきだ。」 “We've lost everyone of our KLF units. Winning a ship to ship battle is our only chance.”=「こちらは、KLFを全機失った。艦隊戦に持ち込むしか、勝機はない。」 “Our priority should be retrieving The End. The primary mission objective is to monitor the connection between the Coralian and Anemone. A pitched battle with that group is not something we want right now.”=「The Endの補足を優先しろ。本作戦の目的は、CoralianとAnemoneの接触をMonitoringすることだ。連中との戦闘は、望ましい事態ではない。」 “If we're defeated before we can act, they'll be the one retrieving The End, not us.”「こちらが先にやられたら、連中にThe Endを回収される。」

retrieveは、正に回収するの意、だから、猟犬で獲物を拾ってくるのが仕事の犬の名は、Retriever。pitchは、テントを張る、物を投げる、などが本来の意味だが、A pitched battleで「会戦、正々堂々真っ向から戦う」と言う意味の熟語になるようだ。

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交響詩篇エウレカセブン 11話 Into the Nature B

B part は、物語中唯一のEureka入浴場面から。良く考えてみると、月光号の中に日本風の大衆浴場があるのも変な話だが、ここでは、Eurekaの首飾りが入浴中も外されていないことに注目。

そして、“My head just hurts a little bit.”のままNirvashで飛び立つEureka。頭痛だの腹痛だのは、I have a headache. I have a stomachache. I have a pain in my back.のように、人間を主語にして表現すると、昔々習ったような気がするが、口語ではこう言うのも有りみたいだ。

いよいよ、Zoneを目視できるまでにCoralianに接近したEurekaとRenton。その時、黒いLFOの急襲を受ける。まず、MatthieuのTerminus606がやられる。“The 606's been knocked off the course. An unknown ship is flying above and moving at high speed.”=「606がはじかれました。未確認機上空に逸れ、高速で上昇中。」 “Hurry up recover the 606.”=「606を直ちに回収しろ。」A partで語った夢の通りにHildaの808に危ういところを救われるMatthieuと606。しかし、808は606を回収して月光号に一旦帰艦、“Don't let your guard down. I'll be right back to give you support.”=「警戒を緩めないで。すぐに援護に戻るから。」

しかし、不気味な黒いLFOの攻撃は、今度はNirvashに向けられる。間一髪でかわすEureka。“What a great reaction. I just love stuff like that. And that's why, I'm gonna have to kill you.”=「いい反応してる。そういうの大好き。だ、か、ら、殺してあげるね。」 初めて間近に対戦するNirvashとThe End。 “Interesting. You really look like The End. Come on, introduce yourself. Hello there, my cute little look-alike. Die for me, OK?”=「面白い。The Endにすごく似てる。ほら、挨拶なさい。こんにちは、私のそっくりさん。死んでちょうだい。」 早くも必殺の“Come on, Bascude Crisis!” そして、有名な迷(?)台詞“Melt away, melt away! Your brain's gonna melt away!”=「溶けちゃえ、溶けちゃえ、脳みそ、溶けちゃえ!」。 絶体絶命のEurekaとRentonで、11話終了。 

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交響詩篇エウレカセブン 11話 Into the Nature A

いよいよCoralian登場となる弟11話は、印象的なAnemoneの苺ジャムむさぼりの図が冒頭に出てくる。悪女Anemone人気は、こう言う印象的な場面が多いせいか。“Anemone, It's time to go.”=「Anemone、君の出番だ。」 “Is The End coming, too?”=「The Endも一緒?」

一方、月光号では、Eurekaの体調不良が周知の事実になっていた。珍しくEurekaのことを気にかけているTalhoをからかってMischaが、“It must be snowing in hell. I can't believe you're actually worried about Eureka.”=「明日雨降るわよ。あなたがEurekaの心配をするなんて。」 “I can find nothing wrong physically. All tests show stable figures. So, it must be psychorogical.”=「肉体的には、問題無いわ。全ての数値は安定している。精神的なものね。」 “Basically, what you're saying is that she lost her nerve.”=「つまりは、根性なしってことね。」 “It doesn't have anything to do with nerve. Sometimes, when you catch a cold, your mind can get so tired it can't function.”=「根性とは関係ないわ。精神だって、身体が風邪を引くように、疲れて動けなくなることがあるの。」  “Apparently, the problems she's having with her link to the Nirvash are creating mental stress to her.”=「Nirvashとのリンクがうまくいっていないことが、Eurekaの心の負担になっているみたいなの。」

Rentonたちが、食事を取りながら何やら夢の話に興じている。Gidgetの夢は、“I dreamed I was on a date with Moondoggie.” =「私はMoondoggieとDateをする夢。」 “So,that's it. I was paralysed in my sleep and woke up covered in sweat.”=「だからか、俺は金縛りになって、汗びっしょりかいたよ。」とMoondoggie。皆が話しに興じる中、一人沈み込むEureka、“Eureka,what kind of dreams have you had lately?”=「Eureka、君は最近どんな夢を見たの。」 “I've never had a dream in my life.”=「私、夢なんか見たこと無い。」

“This is an important announcement.” “We've got a Coralian.”=「諸君重大な知らせだ。」 「Coralianだ。」HollandとHapがその出現を告げる。“If we let this chance go by, we don't know when it's going to appear again.”=「このチャンスを逃すと、いつまた現れるか、分からない。」 “At worst, we'll just have to do it by ourselves.”=「最悪、(Eureka抜きでも)俺たちだけでもやるんだ。」

しかし、結局はEurekaが頭痛を押していくことになる。Holland、“Because, I know that you're still not completely well.”=「お前は、まだ、体調が万全じゃない。」 Eureka、“Liar. Who's going to enter the Zone if I'm not out there with you.”=「嘘。私がいなければ、誰がZoneに入るの。」 Holland、“I'll let you go on one condition. You have to take the kid with you.”=「条件が一つある。こいつを連れて行け。」 “But, if anything bad should happen to her, I'll kill you. You understand?”=「だが、もし、彼女に何かあったら、お前を殺すからな。」Ciudades del Cieloの回あたりから、Rentonには何故かつらく当たるHollandだった。

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交響詩篇エウレカセブン 10話 Higher than the Sun B

軍が放棄した、南半球最大の空軍基地、Manaaki Baseに弾道飛行でやってきたGekkostate一行だが、この地は何かいわくありげで、Hollandは機嫌が悪い。“Maybe, she's lost her touch or something.”=「あいつ(Talhoのこと)、腕にぶったんじゃねーか。」とHap。

新入りのRentonにしてみれば、ここも初めての土地ではあったが、Nirvashの傍に留まるというEurekaに、自身も従うことにした。“My voice, it isn't reaching.”=Nirvashに思いが届かなくなったとなにやら様子のおかしいEureka、Nirvashを整備するRentonの手に自分の手を差し伸べる。その光景を見たHolland、“Gees, They don't have to flaunt it like that.”=「まったく。みせつけてんじゃねーよ。」 Hurrey for zero gravity以来、舞上がっているRenton、傍らに坐るEurekaに、“I'm sorry. I don't think... I can't hold back any more.”=「ごめん。俺、もう辛抱堪らないよ。」と接吻を試みる。そこにWozとJobsの邪魔が入り“Just spill it out already?”=「ばらしちまえよ。」、と言われると余計にI can't spill it out, after all.”=「やっぱり、ばらせません。」

一方、TalhoとHollandは、廃墟となった基地の建物の前に佇む。かつてHollandは、この基地からTalhoを連れ出し、二人は軍を抜けたのだった。“Why won't you look at me.”=「こっちみなさいよ。」Talho、“You're bugging me.”=「うぜえから。」Holland。このBugは、昆虫のBug、名詞で「欠陥」になったり、動詞の「盗聴する」、「悩ませる」など、いろいろな意味がある。“I want to run away to the other side of planet or anywhere else. I want to forget. That day, that place, and every thing else, all of it. But, I can't, and all keep chasing after me.”=「逃げてえよ。星の裏側だろうとどこだろうと。忘れてえよ。あの日、あの場所、なにもかも全部。だけど、見事に追いかけてくるんだよ。ほんと逃げてえよ。」、“I am begging you. Can't you just help me (to) forget about it?”=「たのむよ。忘れさせてくれよ。」、さすがのHollandもTalhoにだけは、背負っている苦渋の思いを吐露することになる。なお、このtoは、口語では省略が普通。劇中もhelp me forgetと言っている。

“That's it. The wave never came.”=「結局波は来なかった。」 “You landed us here on purpose, didn't you.”=「お前、わざとここにおろしたんだろ。」とHolland。“It really didn't matter anyway. That wave, I mean. There's no way we'll ever forget about it. It really wouldn't be right to forget. And I have no intention of fogetting. That's why you have brought him on board Gekko, isn't it.”=「どうでも良かったくせに、波なんて。忘れるられるわけないじゃない。忘れて良い訳も、忘れるつもりも無い。だから、あの子を迎え入れたんでしょ。」 “Brother, you really know how to hit a guy where it hurts.”=「全く、痛いところを突いてくんなよ。」 “Your weak spots are just too easy to find.”=「あんたのつぼは、分かり安すぎるのよ。」、やはり、Talhoには頭が上がらないHolland。

そして、世界のこと、Gekkostateのこと、Eurekaのこと、まだまだ分からないことが多過ぎるRentonの独白、“There're still lots of things I don't really understand. But, the fact that I'm standing here right now, the fact that I'm looking out at the world right now, I felt certain that was the truth. But, at the same time, I could't help thinking. Why am I here for anyway? Why was I born at the particular planet? And what exactly is it that I am living for?” =「まだ、わからないことだらけだけど。でも、今ここにいること、今こうして世界を見ていると言うことは、真実なんだという確かな感じがしたんだ。だけど同時に思ったんだ。俺はどうしてここにいるんだろう。何のためにこの星に生まれたんだろう。そして何のために生きているんだろう。」 “can not help ....ing”の構文でこのhelpは、stopの意。

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交響詩篇エウレカセブン 10話 Higher than the Sun A

第10話のTitleは、9話の月から太陽だが、HollandのCiudades del Cieloにおいて実行した虐殺の悪夢から始まる。傍らに眠るTalhoは、“Get it togather, Renton.”=「しっかりしてよ、Renton」と訳の分からない寝言で、仕方なくRadioをonにしたHollandは、Traparの大波が期待できる大地殻変動の報道を耳にする。とにかく悪夢を早く忘れたい彼は、南半球の大波発生予想地への弾道飛行を決意する。

一方、正式MemberになったRentonは、一人考える、“Come to think of it, I don't really know anything about the world. It's just like as Ms Tiptory told me. I mean I suppose I can go on living without knowing anything. But the real truth...”=「考えてみると、俺はこの世界のことを何も知らない。Tiptoryおばさんが言っていた通り。もちろん、何も知らなくたって、生きては行ける。でも、真実か...」。月光号の事情に未だ疎いRenton、“Just it doesn't make any sense. They're talking about a big waves, but it's really far away. I mean, by the time it gets here, there will be nothing left of it.”=「訳わかんねえよ。大波が来るって、ずーと遠くの話じゃん。そんなのここに来る頃には、すっかりしょぼい波なってるのに、みんな何でこの程度のことで浮かれてるんだろう。」 ところが、その時艦内放送が“Trajectory Flight”=「弾道飛行」に入ることを告げる。“The Gekko is going to fly outside of the atmosphere.”=「月光号が、大気を飛び越えるの。」とEurekaが説明してくれると同時に、Rentonにはゲロ用の袋を手渡す用意周到ぶり。“That was close. I was about to throw up again.”=「あぶねー。また吐くとこだった。」Rentonだったが、無重力状態で、Eurekaに密着して喜んでいた。“Hurray for the zero gravity.”=「無重力万歳!」、その気持ちは、良く分かる。しばしの宇宙飛行に、窓外の景色、特にThe Great Wallに見とれるCrewたち。

しかし、着いたところは、“It's the Manaaki base. An air force base abandoned after tectonic shift hit it six months ago. The largest military tower at the southern hemisphere. But now it's just empty ruins.”=「Manaaki空軍基地。半年前、地殻変動のために、放棄された空軍施設。南半球では最大の軍塔。でも、今は廃墟、もぬけのもぬけの空。」

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交響詩篇エウレカセブン第9話 Paper Moon Shine B

I was a military dog.と言うEurekaに困惑するRenton。“I don't get it. Why did they do this to you?”=「わかんない。何で、みんな、君にこんなことをするんだろう。」、“Because I was responsible for so many deaths.”=「しかたないんだよ、私は、ここで沢山の人を殺したんだから。」、“Annihilate all the people in this city.That was the mission given to us, the SOF.”=「この町に住む全ての人間を殲滅すること、それが私たちSOFに与えられた任務だった。」

でもそれは、戦時に軍の特殊部隊SOFの一員として仕方なくやったことだろうとEurekaの過去の話をにわかに信じられないRenton。“You don't understand. We're still fighting a war, even now. What we're doing is not a game or a sport. Whenever I fight, people get hurt, sometimes lots even die. Maybe you have not realized it yet. But you are a part of everything that's going on as well. Part of this war.”=「わかってない。今も 私は戦争をしている。私たちがやっていることは、ゲームでもスポーツでもない。私が戦うことで、人間たちは傷つき、死んでいく。多分気付いていないかもしれないけど、君もそれに加担しているんだよ。この戦争に。」 “We all want to atone for the sins we've committed in any way we can. But, more importantly, we have to stay alive no matter what. We have to stay alive, and make sure we complete our mission. And in order to do that I 'm willing to do anything.”=「私たちが犯した罪はどんな形でも償うつもり。でも、それ以上に大切なことは、どんなことがあっても生き延びて、使命を果たさなくちゃいけないの。そのためだったら何だってするわ。」。

“So then, that means you brought me to Gekko in order to fight?” =「それじゃー、Eureka、君は戦わせるために月光号に俺を連れてきたのかよ。」。 “I Brought you because Nirvash won't work properly without you. And if we don't have Nirvash, we won't be able to complete our mission.”=「そうよ、君がいないとNirvashがちゃんと動かないもの。  Nirvashなしでは、私たちは使命を果たすことができないもの。」。 “What's that supposed to mean? I don't know anything about your mission or whatever it is....Why did you rescue Maeter and the others when you were here? The fact is that you left the military because you don't want to keep killing innocent people just because someone ordered to you, right?”=「何だよそれ。使命だか何だか知らないけどさ、だったらなんで、ここでMaeterたちを助けたんだよ。君が軍を抜けたのは、命令だからと言って、罪も無い人を殺し続けるのが嫌だったからだろう。」 “You're sitting there talking about missions and stuff. But, the way I see it, that's really no different from the orders the military gave you. Eureka you are lying to yourself.”=「君はそこに座って、使命とか何とか言ってるけど、僕から見れば、そんなのは、軍の命令と何もちがってないじゃないか。Eureka、君は自分に嘘をついてるよ。」 “I'm going to use Nirvash to make military stop bombing. I can't just sit and watch Ms Tiptory and the others here get killed.”=「僕は、Nirvashで、軍の爆撃を止めさせる。Tiptoryおばさんたちを見殺しにはできない。」軍は、未だにこの町への定時空爆を止めてはいなかったのだ。

その時、Rentonの気迫に応えるかのようにNirvashが勝手に始動する。“It's Nirvash. It's telling me I should do what you say.”=「Nirvashが、Rentonに従えって言ってる。」とEurekaはNirvashの声を聞く。軍の空中戦艦を迎撃するためNirvashに乗って飛び立つEurekaとRenton。一人も殺さず空中戦艦を撤退させることに成功する。月光号へと帰途に着く途上、既に日は暮れて、夜空には満月がかかっている。月光を浴びて飛ぶNirvashの中の二人、“They say this is a place that makes everyone choose something. So, that means that you must have chosen something here, too. I think what you chose to do here a long time ago is really something amazing and even now the fact that  it's amazing doesn't change in the same way that this place doesn't change.”=「ここって、みんなに何かを選ばせる場所なんだって。だから、Eurekaだってきっとここで何かを選んでいたんだ。君が昔ここで選んだことは、本当にすごいことなんだ。そしてそのことは、今も変わっちゃいない。この場所が変わらないのと同じようにね。」 “You know Eureka, it doesn't matter what choices you made in the past, I still believe in you.”=「Eureka、君がたとえどんなことを前に選んでいたとしても、俺は君を信じるよ。」。 “I have changed. At least, I think I have. Ever since you came and joined us, I think I have changed.”=「変わった。私変わっちゃったかもしれない。君が来てから、私、変わちゃったかもしれない。」と、Ciudades Del Cieloでの一日の出来事でおそらく生まれて初めて生じた感情に感極まってしまい、涙を流すEurekaであった。

帰艦したRentonを待っていたのは、Gekkostate正式メンバーの証、Ref Board Wheelだった。

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交響詩篇エウレカセブン第9話 Paper Moon Shine A

この第9話Paper Moon Shineは、序盤では物語りの進展がある回で、EurekaとHollandらの暗い過去が語られる重要な会話も多い。B PartのEurekaとRentonの満月の夜空の帰艦飛行は、出会ってまだ間もない二人の気持ちがそれなりに盛り上がる良い場面の一つだと思う。

さて、VodaracのTiptoryおばさんをVodarac巡礼の地、Ciudades del Cieloに送り届けるGekkostate。TiptoryはHollandたちの過去も、高僧Norbに会おうとしていることも全てお見通しのようだ。“You see through everything. Destiny's gate. True enough.”=「何でもお見通しって訳か。選択の門、確かにね。」

ところが、Hollandは、この今は荒れ果てた巡礼の地に何か因縁があるらしく、長居はしたくないようなそぶりをみせる。そんなHollandの気持ちは露知らず、Hollandの怒りを買ってしまったRentonは、町に飛び出しては見たが、町は瓦礫の山だった。そんな中でTiptoryに再会する。“It may look like a mobile home on the outside, but it's a monastery on the inside.”=「外見は、トレーラーハウスみたいだけれど、中は修道所だからね。」 “Are the Vodarac really an anti-government organization?”=「Vodaracって、本当に反政府組織なんですか。」、“No. Why do you think that would be true?”=「どうしてそう思うんだい。」、“Because, at school, the teachers and all the other kids... They said we really couldn't understand how you guys are spot and you are scary people.”=「だって、学校でみんなや先生が、きっと何考えてるのか分からなくて、怖い人だって。」、“Things yo don't know or understand can be scary. It's the same for everyone.”=「知らないことや分からないことがこわいもの、それはみな一緒。」 “This angry land doesn't just belong to human beings, you know.... And yet we keep pounding endless number of stakes into the shifting scabs and pretend we have control over them.”=「この怒れる大地は、人間だけのものじゃないわ。...それなのに、揺れるScabに無数の杭を際限なく打ち続けて制圧したつもりでいる。」。“But, the textbooks say that if we didn't have the pile bunkers, we would have the tectonic disturbances.”=「でも、Pile bunkerがないと、地殻変動が起きると教科書には書いてあった。」、“All right, then, why do the teconic disturbances disappear when we have the pile bunkers. You only know what you've learned from reading something that someone eles has written.”=「そう。それじゃ、どうしてPile bunkerを打ち込むと地殻変動がなくなるの。あなたは、誰かが書いたことを読んで知っただけ。違う。」

Tiptoryおばさんは、Ciedades del Cieroの歴史についても話を続ける、“Yes, one day, several years ago, this town was attacked by the militia. They destroyed the whole city, tower and all, and then the militia slaughtered people who were here, just because of their deep faith in Vodarac.”=「数年前のある日、軍がこの街を襲撃したの。塔ごとこの町を破壊しつくしていった。そして、ただ、Vodaracを信じていた人たちを軍は虐殺して行った。」

そこに現れたNirvashとEureka、Rentonを心配して探しに来たのだが、Vodaracの人々はEurekaに投石と罵声をあびせかける。Eurekaは黙ってそれを受け入る。“I was a military dog.”=「私、本当に軍の犬だったから。」

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交響詩篇エウレカセブン第8話 Glorious Brilliance B

第8話のB partは、Holland以下のVodaracおばちゃん捕捉隊が一仕事終えて、捕まえたおばちゃんにご馳走になっている場面から始まる。“Why are we doing this? Why are we all sitting here and eating the meal at the house of the woman we just captured?”=「なんでなんだよ。なんで捕まえたおばさんの家でご飯を食べてるんだよ。」とこの捕捉劇に納得いかないRenton。“How the hell am I supposed to know Vodarac think? Matthieu, let Renton keep an eye on the old lady for a while. Apparently, he doesn't feel like eating.”=「Vodaracの考えることなんか、わかんねーよ。Matthieu、おばちゃんの見張り、Rentonに替われ。こいつは、食う気が無いらしい。」

“So, are you going to be helping me out here now?”=「今度は、あなたが手伝ってくれるのかしら。」 “I'm on guard duty.”=「監視です。」と言いつつ、料理の手伝いをさせられるRenton。“It was a fate that I would be captured by you and your friends today.”=「あれは、あなたたちに捕まる運命だったのよ。」、“Well then, why did you try to run away from us?”=「でも、さっきは逃げようとした。」、“In this world, there are destinies you must accept and challenges you must fight against.”=「この世の中には、従うべき運命と、抗うべき試練があるの。」

“Why are you in a coalition agaist the government?”=「何で、反政府運動なんか。」、“You see, we really doesn't mean to be fighting against the government. It's just the armed forces think we are.”=「私たちは、政府に反抗しているつもりはないわ。ただ軍がそう決め付けているだけ。」、“You grow to understand these things better when you are older and becoming an adult.”=「あなたも大人になれば、いろいろ分かるようになると思うわ。」 “I am relieving you.”=「Renton、交代だ。」Holland。

Tell me where Norb is. Hollandの目的は、お金だけじゃなかった。Vodaracの高僧Norbの居場所を聞こうとしていたのだ。結局、軍を騙して金だけを奪ったHolland。“Look, I'm sorry about getting you involved in our personal financial problem.”=「悪かったな。あんたを俺たちの台所事情に巻き込んでしまって。」、 “Everything happens in accordance with the will of Vodarac.”=「全ては、Vodaracのお導きのままに。」、“I know this won't make up for everything. But, I'll take you to any location that you want to go.”=「罪滅ぼしと言う訳ではないが、お望みの場所にどこでも連れて行ってやるよ。」と言うわけで、このVodaracのおばさんを乗せて“Pilgrimage land”=巡礼の地, Ciudades del Cieloまで飛ぶことになったGekkostate。

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交響詩篇エウレカセブン第8話 Glorious Brilliance A

証券優遇税制が一年延長、日銀の年内利上げ観測の後退が報じられた。11月の相場を崩していた2大要因だっただけに、これはGlorious Brillianceでしょう。

さて、前回のRookie hazingの時の写真がRay-Outのon the cover pageを飾って喜ぶRenton、“Do you want to go to city together?”=「一緒に町に行かない。」とEurekaに誘われた。“Could this be her asking me out on a date?”=「これってひょっとしてデートの誘い。」と思ったら、Bratsも一緒で、“Figures”=「やっぱり」と、少しがっかりのRenton。Figures、「そういう訳か」と言う感じだろうか。

一方、Holland等大人たちは、賞金目当てにVodaracの重要人物である老婦人を捕らえて軍に引き渡す仕事請け負っていた。“You don't want to get him involved in the job like this?”=「(Rentonを)こういう仕事には巻き込みたくないの。」、“That's not what I mean. It's just a pain trying to explain it to him.”=「そんなんじゃねーよ。説明が面倒くさいだけだ。」

町に買い物に出たEurekaとRenton。Ray-Outの表紙に意識過剰になっているので、“Everyone is staring at me. Am I some kind of celebrity or something?”=「みんなに見られてる。俺ってもしかして有名人。」 ところが、“Maetel is missing.”=「Maetelがいない。」と突然姿が見えなくなったMaetelを探し回っていると、見知らぬ部屋からひょっこりMaetelが姿を現した。 “What should I do about all this? How do I scold her?”=「こういう時どうするの。しかり方。」とEurekaに聞かれ、“Well, since she made everyone worry, a good slap...”=「えーと、みんなを心配させたのだから、一発ひっぱたいて、...」と一悶着あったが、結局、Maetelを保護してくれたおばさんの部屋でお茶をご馳走になることに、“Doesn't anybody have any decorum?” =「遠慮ってとかないわけ。」、decorum=礼儀作法のこと。

おばさんの入れてくれたお茶を楽しむEurekaたち、Rentonは、“The tea the lady brewed for us smelled nice and sweet. It had a mysterious feeling about it, just like Eureka. Just a little bit different.”=「おばさんの入れてくれたお茶は、甘くて良い香りがした。不思議な感じがして、ほんの少し変わっていた。まるでEurekaみたいだった。」 とそこに安息のひと時を破って火薬が投げ込まれるが、なぜか不発、“I told you not to buy the cheap black market stuff.”=「だから、バッタヤで買い叩くなって言っただろうが。」と言って侵入して来たのは、何とHollandだった。“This woman is a key member of Vodarac a large syndicate rebels against the government.”=「この女は、Vodaracと言う反政府組織の重要人物なんだ。」

おばちゃんは単車で逃走を試みたが、Nirvashも加わったGekkostateの追跡作戦に遂に捕らえられる。“Order up.”=「一丁上がり。」 ここのUpには、終了するの意味に使われている。

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交響詩篇エウレカセブン第7話 Absolute Defeat B

物語りの展開と言う点では、少々番外編的な第7話だが、A B 各Partの冒頭で、軍KLFに対する謎の攻撃とその事件に関してのThe Three Sagesの密談、DeweyとDominicによる事件現場の視察の場面が挿入され、止まっていない世の中の動きをちらりと見せている。“Met enemy fire, and engaged in battle”=「敵襲に遭遇し、交戦状態になった。」 “All Communications were severed.”=「全ての交信が途絶した。」

SaunaでCandid CameraのMoondoggieと遭遇したRentonだが、自分の任務遂行を援助しに来たものと思っていて、いたずらに気づかない。“Then, we finally see who the gods of laughter are going to smile upon.”=「見せてもらおうか、笑いの神がどちらに微笑むか。」と高みの見物を決め込むHapたち。“I think my brains are gonna rot If I keep hanging out with you, guys.”=「あんたたちに付き合ってると、頭腐る。」とHildaは、始めからこのいたずらには否定的。

一方、現場では、Moondoggieが“What's the hell are you up to? You know exactly what's happening to you right now and you're doing this on purpose.” =「一体何たくらんでんだよ。お前本当は全部分かって、わざとやってんだろ。」とこの期に及んでいたずらに全然気づかないRentonをもてあまし気味、遂に切れてしまう。そこに現れたHollandの刺青をした大男、正にThe man with a legendary creature's tattoo on his backと言うことで、急遽Missionの遂行に戻る。 HapがRentonに伝えたKey Phrase=合言葉は、“Hey,Bro. What do you have to eat to grow so big?”=「ねえ、お兄ちゃん、何食ったらそんなにでかくなれるの。」“Don't mock me boy. That's you are just biting the hand that feed you.”=「なめるんな坊主。恩を仇で返しやがって。」と大男にラーメンを頭からぶっかけられたRenton。この結末に一同大いに盛り上がって、“Oh man, this one absolute defeat for us. The operation was a huge success. But, the candid camera was a totally failure.”=「今日は俺たちの完全な負けだ。この作戦は大成功。ドッキリの方は、大失敗だったけどな。」

全てを悟って帰ってきたRenton、馬鹿やってる映像をEurekaも見ていたと思うと、すっかり落ち込んでしまう。“We went little too far.”=「ちょっと、やりすぎちまったな。」さすがのHapも少々反省。“I'm not cool at all.”=「お兄さんは、ダサダサですよ。」元気の無いRentonのところにラーメンを食べさせようとEurekaがやってくる。“Eureka's kindness is too hard on me. Maybe, this isn't kindness. Then, what is it? Can it be pity?”=「Eurekaの優しさがつらすぎる。これは優しさじゃない。もしかして、同情。」と余計なことを考える思春期の少年Renton。“You are amazing. Because, everyone has changed since you came aboard. They all seem to have so much fun with you.”=「Rentonってすごいね。だって、Rentonが来てからみんなが変わったよ。関わることがすごく楽しそう。」と思いもかけないことをEurekaが口走る。そして、自覚はしていないようだが、一番そう感じていたのは、Eureka本人だったのかもしれない。 Love Storyの芽が出てきた。

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交響詩篇エウレカセブン第7話 Absolute Defeat A

さて、第7話Absolute Defeatは、営倉から漸く解放されたRentonが新人いじめのどっきりカメラにはめられる話。“Don't Sweat. I told you I have a special job that I want you to work on.”=「心配するな。言ったろ、お前にやってもらいたい仕事があるんだ。」とHap。 “Moondoggie, going in.”=「Moondoggie、行きます。」ともったいつけてに取り出したのはどう見てもラーメン。“What this bowl can do to a city... Don't ask any more questions. It'll be better for you to not know too much.”=「これ一つで町がなあ...それ以上は聞くな。知らない方が幸せだ。」と、それが如何にも爆弾か何かのように言いくるめるHap。“I know you're not completely up for this job. If I could find another way, I would't be asking you to do something like this. But unfortunately, there doesn't seem to be another way. My only option is asking you to help us out.”=「お前が気が進まないのはよくわかるよ。俺だって、できれば、こんなことをお前には頼みたくない。でも、他に良い方法が見つからないんだ。お前に手伝ってもらう以外にはな。」“OK, I'll do it. I mean I'll be honor to do it for you.”=「おれ、やります。て言うか、俺にやらせてください。」“Kid, you are totally rock.”=「お前、超いい奴。」と、Hapの口車にまんまとはめられてしまう。ここのRockは、宝石、Diamondの意と取った。

“Urban Camouflage”=都市型迷彩と称しておかしな格好をさせられ、ラーメンを届けに町にくり出したRenton。その後を“Candit Camera”=「どっきりカメラ」担当のMoondoggieが追う。“Just now, I saw a man with a camera. I think he's got me under surveillance.”=「今、カメラを持った男を見ました。監視されているみたいです。」

“The target has a large tatto on his back. The tatto is the legendary creature.”= 「品物を渡す相手は、背中一面に刺青をしている。伝説の生き物の刺青だ。」Saunaに侵入したRentonだが、さすがにMissionを遂行するのは困難を極める。“This mission is aborted.”=「作戦は終了だ。」と思いきや、“Did He throw in the towel, yet”=「Give Up? もう終わっちゃった。」まだ諦めないRenton。Moondoggieの中継を見て喜んでいたHapたちに、Hildaが、“Just as I thought, you're hazing our rookie again. No more junk-food untill further notice.”=「やっぱりあんたたちだったのね。また、新人いじめやってんの。Junk-foodは、当分禁止。」

先週の日経平均週足Chartが陽線包み足となり、一目均衡表でも雲をつきぬけ、好い感じになってきた。なかなか下げ止まらなかった新興市場も漸く底打ち感が増してきている。本日のMajor SQを通過したら、一気に溜まりに溜まった上昇の「気」を爆発させてもらいたいものだ。(註)

註)ひとつの限月が終了する前に反対売買で決済してしまう取引では、SQはさほど関係ありません。しかし反対売買による決済をしないまま(つまり建て玉を持ったまま)最終売買日を迎えた時は、買い建て、あるいは売り建てしているポジションは、すべてSQの値段によって強制的に決済されます。それゆえにSQは「最終清算値」と呼ばれます。

先物各限月の最終取引日は木曜日(休日の時は1日ずつ繰り上げ)で、SQ値は「金曜日の始値の現物指数の値段」によって算出されます。日本に株価指数先物取引が開始された当初は、先物各限月の最終取引日は金曜日と定められ、SQ値は「金曜日の大引けの現物指数の値段」という制度が採用されていました。しかしこの制度では、金曜日の大引けに株価が極端に変動するケースが多くなり、株価形成上の弊害が目立つようになったため、19899月限の取引より現在の制度になりました。

SQ値は「金曜日の始値の現物指数の値段」です。具体的には、日経平均株価を構成する225銘柄すべての金曜日の始値でSQ値が計算されます。その日に買い気配や売り気配などで値のつかなかった銘柄は、その気配値に基づいて算出します。ここに至ってその限月で取引されたすべての先物未決済建て玉は清算されることになります。

SQ値が算出される3月、6月、9月、12月の第2金曜日の直前になると、株式市場がざわざわと浮き足立つことがあります。それは先物取引を利用した「裁定取引」が存在するためです。裁定取引(さいていとりひき)とは、現物と先物との値段の差を利用した取引で、いわゆる「サヤ取り商い」と呼ばれるものです。

通常の取引では、先物の価格は決済を先に伸ばしているために、その間の金利分だけ現物の価格よりも高くなるのが普通です。日経225先物の価格は、現物の日経平均株価よりも理屈の上では高くなります。それが時として株式市場に強気心理が広がったりすると、先物の値段が金利分を上乗せした妥当値をさらに上回って取引されるというケースが出てきます。そのような時に、割高な先物を売って(売り建て)、割安な現物を買うという価格差を狙った裁定取引が組まれます。

(先物売り:現物買い)という裁定取引のポジションが最終売買日まで持ち越されると、SQによって強制的に(先物売り)のポジションが清算されるため、その見返りとなっている(現物買い)のポジションも反対売買の売りとなって市場に出てきます。

とりわけ通常よりも裁定取引のポジションが膨らんだ状態のまま、36912月の第2週を迎えたりすると、裁定取引に関わる現物の売りがSQの日に出てくるのではないか、という不安心理が市場に広がりやすくなります。実際にこのような現物の売り物が出てくるかどうかはフタを開けてみないとわからないのですが、ただでさえSQは休みを控えた週末の金曜日に行われるため、市場では売りが優勢になりがちで株式市場は神経質になります。

さらに裁定取引には直接には関わっていない、まったく別のインデックス系ファンドなどが、まとまった現物株の売りが出てくると予想されるSQの週の金曜日寄り付きを利用して、大量の現物買いを仕込むための買い注文を出すこともあります。巨大な売り注文と買い注文が、金曜日の寄り付きという非常に限られた一時点に集中して執行されるために、SQ当日の東証全体の出来高は通常取引の23倍に膨らむこともしばしばです。

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Episode6 Childhood B

さて、ChildhoodのB part、よくよく聴いてみると、面白い表現などが結構ありました。

また、何かいたずらをしようとしていたEurekaの子供たち、Linckが躓いた拍子にCompac Interferencerの配線を切ってしまう場面で。「足元気をつけてね」、「何かに引っ掛ったんだ」=“Be careful. You don't trip.” “He tripped on something.”。Tripには、躓くと言う意味があったんだ。

「約束したよね。Rentonを追い出して、ママを守るって。」=“We did promise,didn't we. Let us get Renton off the ship and protect mama, together.” それを盗み見たRenton、「知ってたさ、知ってたんだ初めから。俺だってそうだった。」=“I knew that was it. I knew that was it all along. I was like that.”、大好きな姉さんのDateをじゃました幼い頃の思い出が甦る。all along=初めから、とか、端から端までの意味がある。

Compac Interferencerが停止して立ち往生の月光号と子供たちの窮地を救うために、子供たちを乗せてNirvashを勝手に敵基地へと発進させたRenton。幸いにも州軍は、囮かもしれないと警戒して撃ってこない=“It might be a decoy.” 「お前ら、俺がでかいいたずらを見せてやる。」=“I'll show you, guys, how to pull off a real practical joke.”。 pull offで「(あっと驚くようなことを)やってやる」と言う感じ。Practical jokeで実行の伴うJoke、つまり、いたずら、わるさと言うことになる。

州軍基地にPractical jokeを見事Pull offして見せたものの、敵KLFに追尾されてしまうRentonと子供たち。絶体絶命の瞬間、救援に現れたHollandたちに救われる。606からNirvashに乗り移ったEurekaにMaeterが、「怖かった。すごく怖かったんだから。」=“It was scary. We were really frightened.”Rentonへの信頼は、全然無いみたいだ。 操縦席のSeatにRentonに抱っこしてもらうように座って、姿勢が安定しないEureka、「押さえて。身体が揺れるの。しっかり押さえてて。」=“Hold me still. So, I don't shake so much. Hold on to me as tight as you can.” 「死んでも離しません。離したくありません。」=“I won't let go even I die. I don't want to let go, either.” 物語序盤、Nirvashを駆るEurekaのcoolな操縦術は、中盤から主に操縦桿を握るRentonのwetな戦い方とは対照的でさえある。

Eurekaを抱っこして喜んでいたのも束の間、営倉にぶち込まれる羽目に。優しいMatthieuが、「営倉入りなんて、ちょっと厳しすぎるんじゃないか。...あいつは、Eurekaの子供をかばってやったことなんだぜ。」=“Arn't you being a little too rough on him. Throwing him in the lockup like that. ...He was just covering up for Eureka's kids.”と一応かばってくれたが、「(奴のやったことは)がきのいたずらじゃ済まされないことばかりだ。」=“None of those can be excused as just a childish prank.”とHolland。

しかし、営倉でしょんぼりしていたRentonの所に、Eurekaと子供たちが来てくれた。子供たちは、「自分たちも罪を償いたい。」=“They want to take the punishment for what they did.” ということだった。子供たちの母親としてEurekaまで、Rentonに付き合うことになって、ちょっとうれしくなったRenton。子供たちとの和睦も成立した。

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Episode6 Childhood A

Eureka seveNの物語には、「件の限界」という概念が後半しばしば登場する。現在休眠状態にあるScab Coralの大部分が目覚めると、知的生命体が存在しうる限界を超えて、宇宙が裂け、地球が呑み込まれてしまうという話だ。話としては分かるのだが、何となく実感は湧かない、結局何のことやら分からないと言う感じだった。仄聞するに、これは現実の世界の異民族間の共存の難しさなぞらえていると言う人もいる。

ところで、先日冬服を一部出したところ、いくつかの上着に黴が生えているのを発見した。黴と言うのは、ただの埃や汚れなんぞに比べて、何故こんなに気味が悪いのか考えていたら、この話が思い浮かんだ。黴の気味の悪さは、それが増殖する生命体であることに由来するのだと。そして、これがもし知的生命体であることが分かった時の着心地の悪さは、想像に難くない。地球が滅亡するかもしれない件の限界とは次元が違う話だが、何となく件の限界の概念が実感できた気がしたのである。

さて、この第6話は、Eurekaが母親代わりになって育てている3人の子供が、EurekaにぞっこんのRentonに母親を盗られてしまうのではないかという思いから、Rentonに嫌がらせをする話。「こら、お前らっ」=“Look here!”いたずらに怒ったRenton、顔にいたずら書きされたのだから、これで良いのだろう。「こいつら、いつの間にか俺に宣戦布告して、完全に国境線を越えちゃってる。...だけど、Eurekaの子供たちだから、反撃も和睦もできない。」=“It looks like they decleared war on me before I even realize it. We saw this they've completely crossed the line. ...But, they're Eureka's children. So, I can't fight back and can't make peace.”

この回の伏線になる話として、月光号が「やばい積荷」=“Shady Cargo”を運んでいて、届け先が倒産して夜逃げしてしまい=“The recipient vanished. In other words, they went bankrupt and ran off last night.”処分に困っている話が出てくる。しかし、月光号は、“Compac Interferencer”を装備しているため、敵のRadarには探知されない=“That's it. That's why we don't show up on their radar.”のだと言う説明をWozから受け、「神出鬼没」=“Ever-Elusive”Gekkostateと感激するRenton。

子供たちのいたずらに怪我の絶えないRenton。Talhoから「Renton、どうしたの、その顔。」=“Renton, what happens to you? Your face is a mess.” 「言って分かる歳じゃないんだから。ガツンと一発やんなさいよ。」=“They are't old enough for you to reason with yet. Just give'em a whack.”とGidget。しかし、Eurekaは年上が好みと言うGidgetの言葉に、話はおかしな方向に、「Matthieuがいやらしい目で少女を見てます。Matthieuはロリコンでした。」=“Matthieu's looking at young girls like a dirty old pervert. Matthieu has a Lolita Complex.”

子供たちのいたずらに薄々気づいているEurekaは、Rentonに尋ねる、「親は子供をしからなくちゃいけない。それが躾なんだって。Rentonは、どういう風に躾けられたの。」=“It's parents' job to scold their children. That's what they call discipline. How did your parents discipline you?” 「俺が物心つく頃には、両親は二人とも亡くなっていた。だから、小さい時は、姉さんが親代わりだった。」=“By the time I was old enough to need discipline, both my parents were dead. So, when I was little, my older sister took the job of being my parents.” RentonのSister Complexは、この辺から始まっているんだな。

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Episode5 Vivid Bit

この回は、Nirvash試験飛行中にRentonが乗り物酔い=“Motion-Sickness”で吐いてしまうところから始まる。「Rentonがくねくねしています。」=“Renton is wriggling..”Eureka。

Eurekaの正に目の前でげろを吐いてしまったRentonは、すっかり落胆してしまう。そこに、Eurekaの子供たちが「こいつまたサボってる。」=“He is slacking again.” だいたい、ママの隣で「げろ吐く」=“Throw up”なんて、ママとは相性が悪いに決まってると決め付けられてしまう。「私たち、相性が悪いみたい。」=“It looks like we don't get along very well.”とEureka。Slackと言うのは、たるんでると言う感じ。“Slacker”は、「義務を怠る人」から「兵役忌避者」の意味もあるようだ。「ゲロンチョ」は、“Throw-upper”と言っていた。

そこでもらした独り言を間の悪いことにTalhoに聞かれてしまう。「初恋の味が甘酸っぱいなんて誰が言ったんだ。ただ苦いだけさ。」=“Whoever said your first love is sweet as well as sour was a big liar. All is this bitter.” Talhoに弱みを握られて、何でも言うことを聞くことになる。町への買出しの日は、John Henry's reissued silverの購入をHollandに「却下」=“Denied”されて、虫の居所の悪そうなTalhoの荷物運びにされてしまう。

買い物が終わってからも、酔ったTalhoに絡まれるRenton、「俺なんかをいじめて、楽しいんですか。」=“Are you having a lot of fun harassing me?” 「いじめてなんかいないわよ。からかってるだけ。」=“I'm not harassing you. Just making fun of you.” 「俺をからかって、楽しいですか。」=“Are you enjoying making fun of me.” 「楽しくなんか無いわよ。面白いのよ。」=“I don't enjoy it at all. But, it's amusing.” 「面白い...。俺みたいなのをからかって。」=“You think it's amusing ? Making fun of somebody like me.” 「あなただからじゃない。ホランドたちが私のことをかまってくれないから。」=“It's got nothing to do with you. Holland and the other guys, they don't care about me.” とTalhoのHystericalの原因が垣間見られる場面。

「あんたみたいな、毛も生えそろってないガキに惚れたのはれたの語る資格なんて無いのよ。」=“A kid like you with hair hasn't even all grown in has no business talking about love.”と言い放って寝てしまったTalho。 ところが、そこに町の愚連隊が現れ、TalhoとRentonはTroubleに巻き込まれてしまう。必死でTalhoを守ろうと、606を操縦するRentonだが、愚連隊にやられそうになる。間一髪のところで、HollandとEurekaが戻り、愚連隊を追い払うのだった。

帰艦の途上、目を覚ましたRentonにTalhoが守ってくれた礼を優しく言う。美しい夕日の中皆の気持ちも和むが、Hildaのかけた言葉に、「僕は、自分でリフれば酔わないですって。」=“I don't feel any motion-sickness when I lift by myself.”、ふと自分が操縦していないことを思い出して、また、吐いてしまったRenton。しかし、帰艦してみると、Eurekaのことが好きなのは周知の事実になっている事が分かった。「お前もこれで正々堂々とEurekaにAttackできるんじゃないの。」=“Now, you should be able to go after Eureka fair and square.”

そして、Talhoの首には、わけ有りのJohn Henry's reissued silverが燦然と輝いているのをRentonは見たのだった。

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Episode4 Watermelon B

“We're really tight on money.” 金欠状態のGekkostateは、結局Hapが怪しげな組織から取ってきた「密輸」=“A smuggling job”を請け負うことになる。後で分かるのだが、これが臓器売買に関わっており、Gekkostateが実は犯罪組織だと噂されていたのも、根も葉もないことではなかった。

Hollandの909、Matthieuの606、そしてNirvashで出撃、途中、近道と通るために連邦軍の基地Orland Valleyの眼前を「正面突破」=“A frontal assault”を試みる。軍KLFの追走をかわしながら逃げるHollandたち、Traparの大波に乗って見事なLiftingを見せる。「12時間ほど前に、San Althis付近で大きな地殻変動が確認されたんだ。」「じゃ、そのTraparの大波がこの間欠泉に押し寄せてくるの?」=“Roughly twelve hours ago, there was a big techtonic shift near San Althis.” “Can it be that trapar waves are all coming here to this geyser?”

HollandたちのLiftingを目の当たりにして、気持ちもすっかり晴れるRenton、「本当のところ、全然格好良くないHollandたちにはがっかりしていたんだ。奴らは、何もしなかったし、しようともしなかった。でも、今HollandたちがRefをするのを見てる。それだけで十分だ。やっぱり、Gekkostateは、すごかったよ。」=“To tell you the truth, I've been disappointed by Holland and the others. Because, they didn't seem to be cool, at all. They didn't do anything. They didn't even try to do anything.. But, now, I'm seeing Holland and the others lift in front of me. That is enough for me. Gekkostate's really awesome after all.

帰艦したRentonたち、怪しげな組織から報酬を値切られてしまったため、TalhoのKissはお預けで、なぜかTalhoがトイレ掃除をすることになったのだが、Talhoに借りがある=“Owe you?”と言うことで、結局Rentonが掃除をする羽目になる。「何か納得できねぇー。」=“There is something wrong about all this.”、この台詞、少なくとも三回、この第四話でつぶやいている。そこに用足しに来たMatthieuが話しかけてくる、「お前に一つ言っておくけどな、今日通った密輸の途、あそこにはあの間欠泉があっただろ。そこにTraparの大波が来ることを俺たちは知っていたんだ。それよりも何よりも、俺たちは、金のためにRefの大会には出ない。それが俺たちGekkostateだ。」=“I tell you one thing, ...Smuggling course we took today had that cool geyser we passed through. There is going to be a major wave of trapars. Besides, more than anything, we never do any exhibition lifting in order to make money. It's just not our style.” Rentonは、HollandたちにClie主催のRefの大会に出場して、賞金稼ぎをすることを提案したのだが、その提案は無視されたのだった。

そして、Matthieuは続けて、「もう一つ、お前が気にしているみたいだから言うけど、普通あのガキどもがEurekaの実の子だと思うか。」=“One more thing. You seem to pretty worried about it. So I just tell you. Cause, most people figure it out ( ). You see, those brats really aren't Eureka's kids.”

“Thanks, Matthieu.” “No Problem.” Matthieuは優しい奴だ。

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Episode4 Watermelon A

冒頭、「三賢人」=“the Three Sages”の議論で、「アゲハ構想」=“The Monarch Project”の話でいきなり始まります。初めて見た時は、何のことやら分かりません。まあ、そう言うものが設定されていると言うことで、この段階では良いのでしょう。しかし、アゲハは、王の意味もあるMonarchと訳されていました。

続いて、月光号の中では、この回重要な役割を果たす、「間欠泉」=“Geyser”の噴出を予測させる地殻変動のNews。しかし、我等がRenton少年は、早くも月光号における日常の理想と現実の開きに、少々元気が無い。“Gramp used to always tell me that reality is different from my ideals. There is something wrong about all this. It's depressing.” 月光号は金欠状態で、Holland自身が、「なんか儲かる話無い?」=“Have you got any leads getting us money.”とたずねてくる始末。しかし、Rentonは修行中の身=“I'm still in training.”、黙って、雑用をこなすしかない。せっかくEurekaとNirvashの試験飛行に出ても、「なんか息が詰まる。」=“This cockpit feels so stuffy.”なのである。

一方、Nirvashは、RentonとAmita Driveの効果が出ているのか、絶好調そのもの。Eurekaのことを調査研究しているMischa、このNirvashの絶好調ぶりを見ての独白「Traparは、人間の心に直接働きかけ、感情に作用すると言われる。でも、もしそれが事実ならば、その逆が起こらないとなぜ言えるのかしら。」=“It's been said the Trapars speak directly to the human soul and alter their emotions. But, if that really is the truth, is it logical to assume that the reverse can never happen, the soul can never change the Trapars, I wonder.”

さて、遂にCrewから金儲けの提案を募集することにしたHolland。見事採用された案の提案者には、“A Hot Kiss from Talho.”という悪乗りぶり。しかし、「もし、賞品がでるのなら、それは、Eurekaの笑顔がいいな。」=“If there is gonna be a prize, I'd like it to be her smile.” “A Hot Kiss from Eureka.”じゃなくていいのか、Renton。

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Episode3 Motion Blue B

故郷Bell Forestに別れを告げ、Eurekaと共に飛び立ったRenton。Eurekaは、Gekko号救援のため、Jurgens率いる連邦空軍の出雲艦を単機急襲、「援護? そんなものはないわ。自分以外に信じられるものなんて無い、NirvashとHollandを除いては。」=“I don't need any back up. There is nothing else that I can believe in other than Nirvash and Holland.” Gekko号は、管制塔のSystemをHackingして、煙幕=“A smoke screen”を使っての脱出をはかり、Nirvashの援護もあって、見事成功。Gekkostateの戦いぶりに感動するRenton、“Amazing. This is how Gekkostate fights its battle. they are awesome.”

一方、KLF三個小隊を失った上、Gekkostateを取り逃がしたJurgensは、「私は、クビだな。いや、それだけで済めばいいんだが...」=“I'm going to be relieved. I hope that is all they'll do to me.”

帰艦するNirvashから、Bell Forestの風景を見入るRenton、自ら引起こしたThe Seven swell の痕跡を見てもそれが何なのかさえわからない。「ただ生きがいを見出した幸福感で一杯だった上に、隣に座る彼女の透き通った瞳に魅入ってしまって」=“I was so happy about finally finding something I could really live for and so engrossed by the clear eyes of the girl who sat next to me.” 

そのころ、Bell Forestでは、爺ちゃんが、“Adrock and Diane never came back. But Renton will.” なぜなら、Rentonにはあいつの父親がついていて、あいつが道を見失っても、父親が導いてくれるから。Amita Driveには、Adrockの意思が乗り移っていると言うことなのだろうか。だとすると、第二話で「これをもつ資格があるのは、わし以外には、Rentonだけだ。」と言い切った爺ちゃんの言葉も呑み込める。

さて、晴れてGekko号にやって来たRentonを一癖も二癖もあるCrewが出迎える。Leader Hollandは、パンツ一丁だ。「風呂上りかなんかなんですか。」「何言ってんだ。男は、家に帰ってきたら、パンツ一丁と決まってるだろ。」=“Did you just get out of the shower or something?” “What are you talking about? There is nothing wrong a guy can walk around in just his underweare when he is at home, isn't there?”

そして、止めのの一発は、Eurekaに子供がいると言うことが判明、困惑して言葉を失うRenton。「姉さん、大変です。」=“Sis, we have a problem.” 

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Episode3 Motion Blue A

第三話、いよいよRentonは、旅立ちの時を迎える。Rentonと仲良く手を繋ぎ、何故だか今日はすごく調子が良いと言うEurekaを見て、Holland、「まさか...まさかだ。」=“Impossible. It just can't be.” EurekaにメロメロのRentonに対して、「君って面白いね。まるで私の子供みたい。」=“You really are amusing, are't you. The way you act is just like one of my chirdren.” の一言。“A sibling or a cousin”のように過剰な親近感をもたれると、恋愛感情に発展しないと心配するRenton。“sibling”と言うのは、兄弟姉妹のことだ。

一方、HollandとEurekaの帰りを待ってBell Forest空港に隠れていたGekkostateは、Jurgensの空軍に嗅ぎつけられてしまう。Hollandに当り散らすTalhoに対して、「いきなりどなるな。」=“Don't yell at me.” このYellは、「エール」を送るのYellと同じ。大きな声を出す点では一緒だが、良い意味でも悪い意味でも使うと言うことだな。Rentonを乗せることに異論を挟むTalhoに、「俺の勘だけどな」=“got a kind of hunch about it.”とHolland。その二人の交信中に俄かに侵入してきたWoz、「空港のシステムに侵入した」=“Leader, we're done hacking in the system.” このWozとJobsはもちろんAppleの創設者絡み。Apple Computerは、映画“Forest Gunp”でも使われていたが、つくづく好感度の高い企業なんだと思う。やはり、汎用性を考えて、Windowsを使ってはいるが、人間的には、GatesよりもJobsの方に魅力を感じるもんな、もっともWozについてはほとんど知らないけど。

Hollandは、RentonにNirvashの副操縦席に座って、Amita Driveの監視を命じる、「Amita Driveはお前のだ。最後まで、お前が責任を持て」=“Take responsibility what you did right to the end.”

俺は、今まで、やるべきことから逃げてきた。「でももう逃げない。」=“I'm gonna stop running away.” 俺は修行して帰ってくる。そして爺ちゃんのようなMechanicになる。爺ちゃんにそう告げて、Eurekaとともに大空に飛び立つRenton。

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Episode2 Blue Sky Fish B

さて、第二話のB partは、Rentonが旅立ちを決意するまでの、比較的長いせりふの多い場面で、聴き取るのがかなり難しい。

Fearless Leader Hollandの敵陣突破の決意に対して、Mattheiuが、また、Amita DriveをEurekaに届けるために、Refで飛んできたRentonについて、Eurekaが、それぞれ、“Reckless”と言っています。「無茶な」というのが、この形容詞です。そして、Hollandは、爺ちゃんからも、“You bring me nothing but trouble.”=「お前は、とんだ疫病神だ」なんて言われています。“What the hell are you doing here?”このHellは、A partの“Heck”と同じような使い方ですが、Heckよりもきつい表現で、爺ちゃんのHollandに対する敵意を表しているとも取れます。“How long have you been loitering here?=「いつからこのあたりをうろついておったんじゃ」、Loiter、うろつくなんですね。

なぜなら、HollandはいなくなってしまったAdrockとDianeに因縁浅からぬ人物で、爺ちゃんとしては、Rentonに“Nomal happy life”を送ってもらいたいと言うささやかな希望には、好ましくない存在と映ったからでした。しかし、Hollandは、“You don't believe in what you are saying, do you? You are just fooling as to what you realy believe.”=「あんたは、そんなことを信じちゃいない。本当に信じていることを誤魔化しているんだ。」

“I do not get it. What should I be doing?”「わかんない。どうすればいいんだ。」迷うRenton。そんなRentonにHollandは、たたみ掛けます。“That something you have to decide. What it is you believe in, what you decide to do with that belief, is that all of your responsibility. It's up to you to ride the wave or to let them die”「それはお前が決めることだ。何を信じるか、信じたことで何をするか、それはお前の責任だ。波を生かすも殺すも、それはお前が決めることだ。」

Eurekaを助けたいと言う思いを信じることで、Eurekaを救う力が生まれる。俺はそれを証明したい。だから俺は信じたんだ、Renton。それに対して、Holland、だったら一緒に来い、「彼女もそれを望んでいる」=“I'm sure that she wishes for,too.”Hollandに言われて振り返れば、EurekaもRentonを見つめていた。“You should come with us. It's just there is no one else. It has to be you.”=「一緒に行こう。君じゃなきゃだめみたい。」Eurakaの殺し文句に、もう後には引けなくなったRenton。

ちなみに、退却の意味で、“Pull back”とRentonとNirvashが起こしたSeven Swellを見て慌てたHollandがMatthieuに叫んだ言葉。また、連邦空軍出雲に乗り込んでいたDominicは、“Retreat”を使っていました。どちらも同じ意味と考えて良いでしょう。しかし、Eurekaに手を握られてしまったRentonにとって、Pull backもRetreatもあり得ないのは火を見るより明らかなことでした。

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Episode2 Blue Sky Fish A

この回は、爺ちゃんから託されたAmita Driveを届けに、RenronがEurekaの元に飛んでゆく話です。飛び立ったは良いが、Traparの波に乗れるのか自信がもてないまま落下するRentonは、母親代わりに自分を育ててくれた姉Dianeの残していった言葉を思い出す。「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」。“Don't beg for thing, do it yourself, or eles you won't get anything.”それは、亡き父Adrockの教えであった。

Jurgens艦長率いる連邦空軍との交戦中、突撃を仕掛ける前にHollandが放った言葉「援護してくれ」は、“Cover me”、なるほど、確かにCoverという感じだよな。

決死の覚悟で敵中を突破して、遂に、Eurekaに辿りついたRenton、いきなり抱きついて「君がいたからできたんだ。君じゃなきゃだめなんだ。君が好きだ。」=“I was able to do it,because of you.  It would't have been possible, if it wasn't for you. I totally love with you.”Cut Back Drop Turnを見事に決めた興奮からか、いつにも増して激しいRentonは、鼻を垂らしながら、「俺がこのAmita Driveで君とこの機体を守る」=“I am gonna protect you myself. Not only protect you. I'll protect this machine with Amita Drive.”

“Amita Drive Set on”鼻水撒き散らしながら決めたつもりが、Nirvashは真に目覚めるAwakenどころか、鼻水に機内を汚されて一瞬怒ったのか(?)、突然異状をきたし、機能停止状態となってしまう。「何だ、何なんだ、これ」=“What the heck is this!”。“Heck”と言うのは単独で使うと「ちぇっ」と言う感じ。この場合は、“What on the earth is this?”と同義ですが、on the earthは、ずっと正式な言い回しで、確かにこういう場面では、相当上品な人で無いと口をついて出る言葉ではないと言う感じがします。

ところで、このAmita Drive装着時に映ったCompac Drive装着用Socketの脇には、「魂」と「魄」の文字が。魂は精神をつかさどる気であり、魄は肉体をつかさどる気、と言うのがそもそも意味である。魂魄となると、死者の魂と言う意味になる。

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Episode1 Blue Monday B

Gekko State Leader Holland Novacは、North Shoreの出身なんだそうですが、苗字は何やら東欧っぽい音です。名前はHollandですが。実兄のDeweyともRenton姉弟とは対照的に長身です。

さて、Nirvashを見たRentonが、一言“an LFO?”、なるほど、Lであっても、発音は母音の「え」みたいな音なので、anなのですね。しかも、Rentonにとって、Nirvashはこれまで見たこともない、謎のLFOだったから、不定冠詞なんでしょう。そして、Nirvashに乗っていたEureka登場。“She's so cute.”Renton一目ぼれ。恋は盲目です。「機械にも心があるんだよ」と一端のMechanic気取りのRentonに対して、「何言ってんの。そんなの当たり前でしょ」=“Plain common sense”と返すEurekaのことを、ちょっと変わってる=“She is weired”けど、理想の女の子と受け止めてしまいます。その気持ちわかるよ、Renton。しかし、初対面の“She's so cute.”を最終話まで貫くRentonは、えらい奴だ。そして、RentonとEurekaのLove Storyが物語の最重要主題の一つであります。

Dominicが州軍のJurgens艦長に向かって、「俗物が」=“Snob”と言っていたが、Snobの使い方はこれで良いのか、少々疑問。社会的身分や階級で人を見ることが語義なので、この場面では、正しいのかもしれない。

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Episode1 Blue Monday

Eureka seveNは、個人的には、これまでに見たAnime中の最高傑作。いい歳をして漫画・Anime好きの方だが、生涯最高傑作と言い切ってしまっても良い位、好きな作品です。初回や中盤最高の盛り上がりを見せるEpisode26“Morning Glory”など10回以上見た回もあり、粗筋はほぼ覚えてしまいました。バンダイは、このAnimeを北米でもCableで放映していると聞いていたので、英語版DVDを入手すれば、格好の英語の教材になると思い、序盤の数話を視聴してみた次第です。

まず、主人公のRenton Thurstonが登場します。彼は、一体何人だったのだろう。もちろん、舞台は人類が地球を離れてから100万年、移住先のTraparと呼ばれるものが空気中に流れ、人がTraparに乗って飛ぶことができる世界ですから、全く架空の世界なんですが、町の名前Bellforest、その印象などから、例えば、IrelandのDublinとか英国のLiverpoolと言った町を連想してしまいます。感情の起伏の激しいThurston家の爺ちゃんとRentonからは、Irishっぽい印象を受けますが、Thurstonの“TH”音は、Angloっぽい響きです。また、Rentonと実姉のDiannが碧眼だが小柄なのは、2人の母親がどうやら中南米の出身で、2人はその血を引いているためかと考えられます。

さて、第一話ですが、いきなりHollandらと州軍との戦闘場面から始まります。月光号との交信の場面では、最早すっかりおなじみの“Roger”=「了解」と言うのが出てきています。そして今後毎度毎度Talhoに怒られるHollandですが、“What a Monday”と溜め息混じりにつぶやく、これが、Rentonの退屈な日常とも重なって、Tittleにもなっている“Blue Monday”ということなんでしょう。

Rentonですが、本Episodeで連発する言葉が、日本語では「最悪だ」です。英語版では、“Sucks”になってました。“This totally sucks.”とか、文法的にはThis is...何でしょうが。なるほど、Sucksてこういう風に使うのか、と言う感じです。また、RefのBoard屋さんが、餞別代りに無料で修理だか、部品の取り付けだかをやってくれた時、“It's on the house”と言ってました。ちなみに、日本流の無料の意味のサービスは、和製英語で、英語圏でServiceは必ず有料です。

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エウレカセブンを見終わって-その六-

脱走兵にしてGekko Stateの若きLeader Hollandの良く分からなかった点について、少し分かってきた。この人の性格、出自などは、見ていると大体分かるのだが、なぜ、Eurekaをこれだけ大切に守ってきたのかがよく分からなかった。確かに、Eurekaは、彼らの大義名分であるCoralianとの接触の鍵ではあった。しかし、Hollandは、Talhoと言う彼女がいながら、なんでEurekaと対になることまで考えていたのか、こいつもMatthiouと一緒でロリコン? と言うのは、早計で、どうも、Hollandは、Scab Coralと人類の共存というAdrock Therstonから受け継いだ大義(生粋のRef Boaderであった彼は、Traparを生ずる大地を愛し、これに攻撃を加えることになるCoralianとの敵対を本能的に嫌っていたと思われる)の他に、Scab Coralと接触できれば、初恋の人Dianに再び出会えるかもしれない、と思っていた節がある。それが、第13話“The Beginning”でZoneに突入してCoralianから生還したRentonが「お姉ちゃん(Dian)に会えた気がする」と言った時のHollandの反応と表情から伺えた。

Talhoが再三指摘しているように、Hollandは、どうもガキっぽいところがあり、かつ、過去を一人で背負ってしまう性格なようで、軍の特殊部隊で行った虐殺の記憶、行方不明になった初恋の人Dianの思い出、実兄Deweyの愛人であったTalhoをさらって軍を抜けさせたことなどどれ一つとして打っちゃっておくことができないでいる。Eurekaを殊更大切に扱うのは、大義名分に加えて、初期においては、Dianとの再会の期待が大きかったようだ。

こうして見ていくと、両親を幼くしてなくしたためにDianに育てられ、極度のSister Complex のRentonとは、この世の中で大切に思っている二人の女性が見事に重なっている。これで、HollandとRentonとの間に諍いが起こらないほうがおかしいぐらいで、HollandがどうしてあそこまでRentonに対して殴る、蹴るを繰り返したのか、明快に説明がつく。

しかし、Hollandの複雑なところは、そのRentonを敢えてGekko Stateに連れて来た張本人であると言うこと。これもDian絡みなのか、今ひとつ分かるようで分からないところだ。そのHollandが、Eurekaの対になれるのは、自分ではなくRentonなのだとはっきり悟るのが、かの第26話「Morning Glory」であり、更にTalhoが彼の子を身ごもったことを知り、実兄Deweyの計画を止め、大地と地球を守ると言う自らの使命がはっきり定まったようだ。

Eurekaにしてみれば、初期において絶対的な信頼を置いていたとは言え、Dian絡みの下心があるHollandと自分に惚れ抜いているRentonでは、勝負は最初から決まっていたと言うことかもしれない。もちろん、Nirvashは、最初からお見通しだったわけだ。

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エウレカセブンを見終わって-その五-

昨日、国連における北朝鮮制裁決議が採択され、半島をめぐる国際情勢は、急展開している。二十一世紀は、残念なことに、ここまでTerrorと紛争の幕開けとなってしまったようだ。

さて、Eurekaの最終回「星に願いを」、再度見直してみた。

この最終回をめぐっては、Fanの解釈、意見が相当分かれたと聞く。私も、最初見たときは、結局どうなったんじゃい、と言う感じでした。EurekaとRentonは、Scab Coralの指令クラスターの役割からは解放され、地球も「件の限界」を超えることなく救済されたので、二人は地球に戻ることになるところまでは確かなのですが、一年後のBellforestには、戻っていないところで終わったからです。二人は、やはり、地球に残ったScabと融合して、意識だけの存在になってしまったと思っていました。しかし、今回よくよく見てみると、やはり、一年後の爺さんと子供たちが、星に祈りを捧げ、あのLove Loveの浮かび上がった月が出た夜当たりに二人は生還したようですね。何で今回は戻るのに一年もかかったのか全く不明ですが...。そう解釈するのが、終了後や現在の公式HPに映し出されている日傘を差したEurekaと家族の絵やDVD完結編のどう見てもRentonとEurekaの子孫としか見えない子供が描かれた表紙の絵を採用したStaffの意図に合致するようです。星に祈りを捧げている土壇場の場面にBikeを見てもらいにBellforestを訪れたのか、AnemoneとDominicの二人もちらりと映すほどなので、やはりこの物語は、Happy Endと解釈するのが妥当でしょう。

この話に、真の極悪人は登場していないのではないかと書きました。それでは、Dewey Novacは、どうか? 彼は、確かScab Coralとの共存を否定し、これに攻撃を加えて殲滅しようとすることによって、結果的に地球どころか物理宇宙をも破壊させるところにまで突っ走り、最期は、最終計画を実行に移すべく自らの命を絶ちます。しかし、Deweyの考えたことも著しく歪んでいたのは確かですが、彼なりに人間の尊厳を取り戻す、地球をCoralianから取り戻すと信じた故の行動のようでした。しかし、白か黒か、Coralianを殲滅できなければ、地球ごと滅びた方が良いとするDeweyは、無責任な自己満足を追い求めていたに過ぎなかったように思えます。そんな男が絶大な権力を握ると悲劇にしかならないものです。

本当の悪ならば、自分自身の滅亡の危機さえ呼び込みかねないCoralianの殲滅など実行には移すまい。共存を探るそぶりを見せながら、長期的に敵の力を殺いでいく実現可能な方法を考えるのではないか。例えば、大変な問題を抱える地域をCoralianに融合することを許可して責任をおっかぶせてしまうとか。そのあたりを、物理法則さえ支配できるCoralianに悟られぬようにできるとしたら「お主も相当な悪じゃのう」ということになるのでは。

ところで、今日10月16日は、昨年第26話“Mornig Glory”が放映された日なのだそうです。七色雲海の中でのEurekaとRentonの涙の再開は、前半の最大の見せ場です。私も大好きな話の一つです。心が洗われる感動的な一話です。

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エウレカセブンを見終わって-その四-

Eureka seveNの物語の中の主要登場人物は、主人公Renton、Heroin Eureka、副主人公と言った感じのHollandを筆頭としたGekko Stateの面々となりますが、その外に、もう一組のCouple AnemoneとDominicが敵役で登場します。特に見るからに禍々しい黒いLFO、The Endを操る謎の美少女Anemoneは、もう一人のEurekaと言った存在でした。一体彼らの存在は、どういう意味があったのか? 私は、EurekaとRentonが持たない人間の負の部分や暗黒の部分を背負ったもう一人のEurekaとRentonだったという解釈です。以前に書いたとおり、物語の勢いの源泉として、Rentonは、少々非現実的なほどにまっすぐに描かれています。また、Eurekaは、血に穢れた過去を持つとは言え、自らの意思で戦争孤児を引き取って罪を償おうとしており、元々「正」の素地があったものと思われます。それがRentonのような少年と恋に落ちてRenton色に変わって行くわけですから、この二人に、人間の持つ暗黒面を求めるのは、かえって不自然です。そこで、戦争で家族を失い天涯孤独となった過去を持つDominicと、絶望病患者を無理やり蘇生させて人型Coralianもどきを造り出すNovac財団で生み出されたAnemone、この二人が負の部分を象徴する役割を担って登場したのではないかと思ったのです。しかし、この二人でさえ、愛に目覚めることで最終的に救済されます。だから、EurekaとRentonが生還しないはずは無いと誰しもそう信じる訳ですが...。それにしても、Dominicは真性のMですね。

この物語の登場人物の中に極悪人は結局いなかったのではないだろうか。そして、Rentonと言い、Dominicと言い男がよく泣く。Hollandでさえ、Gekko Stateを作った自分の気持ちを、「Refの出来るこの星を、このダサい俺をずっと好きでいてくれたお前に出会えたこの星を壊す存在が許せない」と恋人のTalhoに涙ながらに告白する場面(第33話Pacific State)がありました。

Wikipediaの記述によれば、Eurekaは中東問題を暗示していると言う見方もあるそうですが、Eurekaについて言えば、この点はほとんど気にならなかった。確かに最近のTBS系Animeには、明らかに反米を織り込んだものなど、最近の国際政治情勢を暗示しているのが見え見えの作品が、私が知る限り2本程あった。これらは作品としてはまったくヘタってしまい、失敗作に終わっている、と思う。Eurekaの場合、「真の約束の地」などと言う言葉こそ使ってはいるが、そこまで穿って見るのはどうだろうか?

むしろ、登場人物の出自こそ、国際的になっているが、乗り物の名前が月光号に出雲であったり、約束の地で最初に見えたのが日本列島、月光号の艦内電光表示がほとんど日本語で、こう言った無国籍になり易い主題を扱っている割には、Staffに愛国主義者がかなり多かったのではないかと推察した。Nirvashの別名Type Zeroと言うのも、Zero Fighter、つまり零戦から来ているのでは。なんて、これこそ、穿った見方でしょうか?

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エウレカセブンを見終わって-その三-

米国株が強い。昨晩も、NYDOWは、史上最高値更新です。ここ数年足を引っ張ってきた2大要因の消滅、1.金融引き締めの打ち止め、2.原油上昇の小休止? +中間選挙後を見越した先行買いなどが主な要因か? ドル高も、対円では、Inflation抑止のFedとDeflation克服の日銀の意図が合致した形で、しばらく続くのだろうか?

さて、もう1つ、交響詩篇Eureka seveNで特筆すべき点は、Robotものに「哲学と宗教」を持ち込んだことだ。私は、ここで哲学や宗教を厳密に定義する能力も力量も持ち合わせてはいないが、「宇宙とは何か、神とは何か、なぜ人間は生きているのか」と言った本源的な問いを発し続けることが、哲学的、宗教的であるとするならば、Eurekaの主題は、RentonとEurekaの恋物語という第一の主題を敢えて脇に置くと、正にその点に行き着く。Frankensteinの怪物のような人造人間が造れたとして、それに命の火をともす「気」のようなものの源は何か。これに類するような問いが、Traparとは何か、Sky FishがTraparの集まるところ、人間が楽しい気分でいるところに集まるのはなぜか、ということである。また、地球を覆った大地Scab Coralが知的生命体であり、これらが全て目覚めると「件の限界」を超え、物理宇宙は崩壊する。それが起こってしまったとき、人はScabと融合して、意識としての存在になるしか生き残る道がない、その「件の限界」を阻止して、人類とScabの共存を図ることができるかと言うのが、EurekaとRentonとに与えられた解決しなければならない最大の命題でありました。

こう言ったひどく哲学的で宗教色の強い主題が物語を貫いていることが、先にも書いたようにEurekaは「なんだかよくわかんねー。」と言うところが多すぎる主な要因だと思います。しかし、それが、けっして作品のすばらしさを損なうことにはなりません。例えば、Gundamで機械としての性能に差のあるMobile Suits同士が戦闘を行い、性能が劣るほうが勝った場合、せいぜいPilotがNew Typeだったから。そう、人はNew Typeとして進化し、より分かり合えるようになるのだ、と言うようなことで話は終わると思います。ところが、Eurekaでは、何せ、Nirvashは心を持った機械なので、性能など二の次の話で、むしろ、Riderの「気」とか「思念」に反応して、力を解放します。反面、Riderに迷いがあったり、Nirvashの側にそれ相応の理由があったりすると、不調になったり、下手をすると動きもしません(第26話“Mornig Glory”)。こういうのは、下手をするとRobotものの否定にもつながりかねませんが、心とはそういうものだと言うことに誰でも気づいているので、物語の構成が良くできていることも手伝って、全然違和感はありません。やはり、Eurekaは、Robotものに画期的な新境地を開いたと言うべきなのでしょう。

EurekaとRentonは、どうなったのでしょう。二人は、一緒になって地球に残ったのですが、Scabと融合して「意識」だけの存在になってしまったのか? ここで、疑問なのは、Eurekaが歳をとるのかと言う点です。もし、彼女がいくら人型とは言え、歳をとらない存在だとすると、人であるRentonは、永久に彼女と結ばれるためには結局意識としての存在になるしか、選択の余地はなかったということなのかもしれません。やはり、Eurekaは永遠の謎です。

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エウレカセブンを見終わって-その二-

北朝鮮の核実験で日本株がどれくらい下落するのか、織り込むのに数日はかかるかなと思って覚悟を決めていたのですが、思いのほかしっかりでした。市場は、国際社会が北朝鮮問題を解決できる、もしくは、これ以上の悪化はないということで織り込んだのだろうか? しかし、大型株が買われ、中小型が売られると言う変則質への回避現象も顕著?

9日NY:11857.81 +7.6   10日東京:16477.25 +41.19  Topix:1634.83  +0.62

それにしても、このTimingで核実験に踏み切った北の意図は良く分からない。急進分子の暴走としか思えないような動きだが...

さて、本題

EurekaseveNと「機動戦士Gundam」にはいくつかの似たような話があげられる。例えば、月光号での生活に嫌気がさして、唯一の救済を求めたEurekaにも嫌われていると思い込み、遂に月光号から出奔することを決意したRenton。放浪中に出会った、ReyとCharles夫妻に可愛がられるも、後日夫妻はGekko Stateに敵対し、Hollandに殺される。この話は、ブライトに反発して木馬を出たアムロが、ランバ・ラルとその愛人ハモンから厚遇を受けたものの、後にこの部隊と交戦するのをどうしても思い出してしまう。タイプは全く異なるが、超えなければならない父親的存在として、Hollandやブライトが登場するのも全く同じ。家出も、反発の対象である男親も少年の成長物語には必須の要素なので、似てくるのも当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。

同じような話となると、何か目新しい要素がないとGandamは超えられない。Eurekaで1つ特徴的なのは、心をもったNirvashと言う存在です(かと言って、話したりするのではなく、あくまでも機械の様相のNirvashから、EurekaとRentonが心で感じ取ると言う実に控えめなCommunication)。物語の中でNirvashのようなLFO(Light Finding Operation)は、地中から発掘された原型に装甲を施した人型Robotで、その原型は大地であるScab Coralから生み出された生命体と考えられます。物語の初期において、Eurekaは一緒に発見されたNirvashだけを信頼していたので、Rentonの意思を受け入れるNirvashの意思に従う形でRentonをしかたなく受け入れていたようなものでした。特徴的に二人乗りのCockpitを原型時から有していたNirvashは、Eurekaの対となる男の出現を最初から予定していたのであり、初期においては、Rentonの恋心を仲介する役割を果たしているようなところが見受けられます。RentonがNirvashを上手に乗りこなせるようになると、EurekaがNirvashを取られたような嫉妬心さえ抱くようになりますが、調子を崩しているEurekaにHildaは、その嫉妬心を自覚させ、それがRentonに向けられているのか、Nirvashに向かっているのか、考えなさいと指摘します。その後Eurekaの不調が進みScabへの回帰、Rentonの家出などいろいろあって、Eurekaは、RentonがNirvashをうまく操縦するための単なる補助者という存在ではなく、自分にとってかけがえのない人だと言うことに気づいていきます。このあたりから、NirvashのMain Cockpitには、Eurekaではなく、Rentonが定着していきます。このあたりは、心を持ったRobotという設定が生きているところだと思いました。Nirvashは、物語の最後まで二人をつなぎ、単なる戦いの道具では終わらない重要な役割を担っていきます。

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エウレカセブンを見終わって

ふー、やっとここ数日書きたかったお題目に入れました。

この凄いTVアニメ、なんと日曜日の朝7時から放送していたんですね(2005年4月から一年間、50話完結)。GyaOで初めて50話通して見てみました。感動しました。不覚にも感涙にむせびながらだった回も1話や2話では済みません。これだけの傑作を作り上げてしまう日本のアニメ文化の水準の高さには、改めて驚嘆しました。しかも、その最高に上質な作品をこんなしょぼい時間帯に放映するなんて、一体それは、単に余裕をかましていただけなんだろうか??? “Eureka Project”なる売る仕組みを用意し、賞も獲得したようですが、仄聞するに、一部の熱心なFanこそ獲得したものの視聴率は低迷していたらしく、もったいない話です。土曜の夜7時台の時間帯にでも再放送して、日本の文化振興のために、より多くの人に見てもらいたいと本気で思いました。

この作品は、一言にしてしまうと14歳のRenton少年の恋と旅と成長の物語です。これに、月光号と言う飛行艇、Nirvashを始めとしたLFOと呼ばれるRobotと言う味付けが施され、戦争と言う舞台設定がなされています。この設定は、「機動戦士Gundam」を想起させます。しかし、Gundamに相当するNirvashは、一見Gundamほど格好良くはないし、Promotionの絵に出てくるEurekaは、ちょっとツンツンした感じですので、Rentonのように一目惚れすることもなく、気には留まった新番組ではあったのですが、敢えて放送時に見ることはなかった理由は多分そんな所です。

今回は一挙に鑑賞して、作品の完成度というか、自己完結性という点について言えば、Robot漫画の金字塔とも言うべき「機動戦士ガンダム」には少し見劣りすると思いました。Eurekaは、はっきり言って「よくわかんねー」と言うところが多すぎです。例えば、「EurekaとRentonは、結局どうなったんだ? 一緒にはなって地球に留まったようだが、肉体は失って魂だけの存在になってしまったのか?」、「Novac兄弟はいつも金枝篇を読んでいたが、彼らの血族の問題、祭司殺しの慣習などがこの物語にどう関わっているのか?」、「結局、アネモネとは、一体何者だったのか?」、「Eurekaの羽は、何で生えたのだろう。第32話で『人間とCoralian、まるでお伽噺ね』というミーシャの発言があるが、つまり、お伽噺らしく妖精になったのか? 単に人間ではないことをEurekaに思い知らせるためなのか?」 また、第26話Morning GloryでCharlesが「王の息子」とかと呟く場面がありますが、こんなもの初めて見た時は、何のことやらさっぱり分かりまへん、と言うより、呟きだったのでてっきり「俺の息子」と言ったのかと思ってました。

そんな良く分からんところの多い作品であるにもかかわらず、この作品にはそれを補って余りある魅力がありました。その源泉になっているのは、おそらく力と勢いであって、それは、大部分は主人公Rentonの生き方から発しているものだったのでしょう。Gundamのアムロは陰の人(何せ、敵を倒す度に1つ、2つと数える癖があります...)なのに対し、Rentonはまっすぐで、眩しいほどに陽の人として描かれます。あのSeven Swellという七色の光を放つNirvashの必殺技も、Rentonの個性に実によく合致するものでした。そして、RentonとEurekaの純愛物語としては、白紙の状態で地上に送り込まれた人型CoralianたるEurekaが自ら語るように、Rentonとの出会いで変わって行く。それは、おそらく、表情の無い美少女人形から、Rentonの色に染められて愛情豊かな人間の女性へと変わって行く過程だったのでしょう。

Rentonが成長する過程で超えなくてはならない父親的な存在が、政府のお尋ね者Gekko StateのLeader Hollandです。このHollandの存在感が、副主人公ともいえるくらいに大きかった。しかも、この超えるべき存在自体が、悩み、恋愛し、嫉妬し、そして、成長するという、当たり前のことではあるが、これまでにあまり類を見ないような設定になっており、実に新鮮でした。そして、Hollandの彼女のTalhoが、また、ガキのようなHollandを包み込むようでもあり、包み込みきれない青いところもある一筋縄では行かない女性で、HollandとTalhoは似たもの同士の危うげだが強い絆に結ばれた面白い設定になっていました。月光号の中で、やはり大人のCoupleはHildaとMatthiouで、特にMatthiouは、Eurekaに子供がいると知った時、戦闘中自らの手で人を殺していると思い知った時、落ち込んでいるRentonをその度に絶妙の間合いで励ますのでした。「お前、気にしてるみたいだから言うけど、普通見れば分かるだろ。あれらがEurekaの実の子だと思うか」(Eurekaはかつて軍の特殊部隊に所属し、命令のままに虐殺した住民の子を三人引き取って育てていた。) このあたりは、教えず、殴る、蹴るのHollandの持たない男親の暖かい気遣いをMatthiouやHapが分担する形になっています。Eurekaに登場する人物たちは、月光号の乗組員に限らず、皆個性豊かに描かれていて見事です。とりわけ月光号の大人たちは、それぞれが個性豊かで、EurekaとRentonとのやり取り様子が生き生きと描かれており、EurekaとRentonの成長していく過程に様々な形で関わっていきます。

久々に感動的な良い作品に出会えて、本当に幸せな気分に満たされました。本作品には心から感謝したいと思います。

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